「有力ファミリーのガッツある女性はおもしろいテーマ」シャーリーズ・セロンインタビュー

ハリウッドを代表する美人女優のひとりで、今年5月には来日も果たしたシャーリーズ・セロン。現在公開中の映画『プロメテウス』に出演しているシャーリーズのインタビューを入手したのでご紹介します!!
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▲『プロメテウス』のプレミアでノオミ・ラパスと。


Q:今回のプロジェクトの話を聞いたのは?
A:
リドリー監督とはここ数年、社交上の付き合いはあったので、彼がこのプロジェクトを進めていることは知っていたわ。私は『マッドマックス』があったから出演できないことはわかっていたけど、このプロジェクトについてはずっと聞き耳を立て続けていたの。そうしたら『マッドマックス』の撮影が延期になった。そのときリドリーが私に連絡を取ってきて、脚本を送ってくれて「30分以内に読んでくれ。30分後には爆破するから」って言ったのよ。それってすごく秘密っぽいでしょ。
DF-01384Q:リドリー・スコット監督との仕事はいかがでしたか?
A:
誰にも一緒に働くのが夢だという監督が1人はいると思うけれど、私にはそれがリドリーだったの。監督第1作目の監督たちとの仕事で嫌な経験をするたびに私はこんな冗談を製作仲間に向かって言っていたものよ。「リドリー・スコット監督との仕事だったらよかったのに。自分が何をしているかわかっていて、現場のコントロールが出来る監督の周りにいたい」って。
Q:あなたが演じたメレディッチ・ヴィッカーズはどんな人物?
A:
彼女は私がこれまで演じてきた人物の誰とも、大きく違う。彼女自身が今回のミッションを宇宙で実現させるためのマシーンを操作するマシーンで、最初の頃の彼女はスーツのようにとても冷たくてよそよそしい。経済性がすべてで、科学者ではないし、何も信じていない。そして非常に堅固な規律ある組織を治めている。見ているだけで彼女が問題の種になることがわかるわ。どこか謎めいているから。このキャラクターを演じるうえで一番エキサイティングだったのは、彼女からスーツを剥ぎ取り、彼女の骨格がどのようなものか、彼女が実際に何をしているかが明らかになる第3幕よ。それがどんなものかは、楽しみがなくなるから黙っておくわね。
軽PROM-159Q:SF作品は女性が明らかに、よりパワフルに描かれていると思います。『プロメテウス』はいかがですか?
A:
リドリーが偉大なのは、女性の感覚、考え方を取り入れることが、肌の下に浸透していること。女性はパワフルだと感じているから、そんな意識が持てるのだと思う。それに彼は、パワフルなタイプの女性が好きなのよ。リドリーとは、私のキャラクターについて話し合ったわ。彼女が今回のすべてのプランをまとめている会社を運営しているから、話し合いが必要だったの。その内容を彼はすべて持ち帰り、現実に即したものにして取り入れた。なかには現在、トラブルに巻き込まれている人もいるけれど、大立者といわれる人々のすべて・・・いわゆる、世界の1部を動かしていると言われるファミリーね。たとえばイヴァンカ・トランプのような環境から出てきた女性たちは、本当によくやっていることが多いけれど、父親の影の下に留まる娘には、何かがあると思う。とてつもないパワーを持つ環境から生まれた、ガッツのある女性を創り上げたら、面白いテーマがたくさんあると思う。
Q:あなたはいつも、強い女性の役柄を追い求めていますか?
A:
力を持ったキャラクターを演じなければと決めたことなど、1度もないわ。それぞれの状況を探し出して、出来るだけそのような状況に忠実であるよう努力しているだけ。描かれている世界を理解し、彼女と共にどこへ進んで行きたいか、彼女と一緒に何を探索したいかを考える。それが心にしみこんだ時、あの衣装を身につけたら「私、誰かに命令を下したい!」って思ったのよ。
『プロメテウス』
大ヒット上映中!
オフィシャルサイト
20世紀フォックス映画 配給
© 2012 TWENTIETH CENTURY FOX

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