アン&ジェイクの脱ぎっぷりのよさとラストにカンドー♡ 映画『ラブ&ドラッグ』

11月19日から公開の映画『ラブ&ドラッグ』は、ジェイク・ギレンホール&アン・ハサウェイによるセクシーで情熱的、ラストは胸に迫る型破りコメディ。アン・ハサウェイの脱ぎっぷりも素晴らしいという評判もちょいちょい小耳にはさんでおりまして、一足先に試写を見せて頂いたのでご紹介!!
©2011 Twentieth Century Fox Home Entertainment LLC. All Rights Reserved.
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▲もちろんこれは序の口!!! 2人とも出し惜しみナシです!!


どんなストーリーかといえば

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ラブドラsub5_018巧みな話術とノリの良さで世の中を渡るジェイミー(ジェイク・ギレンホール)。狙った女は必ず落とすプレイボーイだが、医学部を中退し医者の両親を失望させた彼は、家では落ちこぼれでしかない。そんなジェイミーの新しい仕事は、世界最大の製薬会社・ファイザー製薬のセールスマン。配属されたピッツバーグで営業を開始するが、ライバルに阻まれ思うように成績は上がらない。
ラブドラsub10_082そんなある日、若くて美しいパーキンソン病患者のマギー(アン・ハサウェイ)と出会う。マギーに誘われ早々にベッドインしたジェイミーは、最初は単に体だけの関係と割り切っていたが、やがて彼女に本気になっていく。その頃、夢の新薬・バイアグラが開発され、ジェイミーは片っ端から薬を売りさばいた。販売記録を次々と塗り替えたジェイミーは、遂には優秀なセールスマンしか出席できないシカゴの研修会に呼ばれるまでになる。いつしかマギーとの仲も順調に進み、充実した毎日を送っていたが、マギーの病気は次第に悪化していた。

というもの。
原作は、ファイザー製薬の若手営業マンだったジェイミー・レイディが90年代後半に書いた『全米セールスNo.1に輝いた<バイアグラ>セールスマン 涙と笑いの奮闘記』という作品で、医薬品業界に衝撃を与えた実話なのだとか。そのジェイミーを演じるジェイクが、口が上手くて、お調子モノなんだけど、ルックスがよくてカワイイ♡ いわゆるチャラ男なんですが、そのチャラ男っぷりがなかなか見ものなんです!!
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そんなジェイクのコメントをご紹介☆ 
ーーこの作品の魅力について
とても脚本が素晴らしかったです。何となく僕の好きなキャサリン・ヘプバーンとスペンサー・トレイシーの恋愛映画のような感じです。それに『ザ・エージェント』のようなタッチの映画でもあります。いつでもどこでも、何回見ても泣ける映画が僕にとっては、『ザ・エージェント』なんです。『ラブ&ドラッグ』もそういった僕の好きな映画の類に入ります。俳優として今までとても素晴らしい機会に恵まれて来ましたが、今回の映画に対して正直に言えることは、“真の自分を見出せる映画”だということです。そしてこの映画は、これまで出演してきた映画の中で、最も“自分”を感じるタイプの映画です。他の映画では見られないような描写、若い年齢でふたりが直面しなくてはならない現実、マギーのパーキンソン病とどう向かい合っていくか、それがこの映画の訴えることだと思います。
ーー映画の中でのヌード、セックスシーンについて
チャレンジではありました。自分の体型に対してある程度の自信を持っているという側面もあります。子供の頃から両親に教えられたことは、「自分の身体を好きになり良く思いなさい。どんな人間でもどんな体型であっても、必ずそこに美しさは備わっているのだから」ということです。そういった言葉もあったので、僕は勇気をもっていろいろなことにチャレンジできました。加えて、愛とセックスを正しい方法で描くことは、とても重要なだとも思います。今の若年層がこの映画を見ることによって、愛とセックスの関係と繋がりを見出してもらえるよう願います。今までの映画では、愛もしくはセックスを別々に描いたものばかりで、ふたりの人間が真に繋がりを感じ合い、一つになるというラブストーリーはなかなか見られません。僕にとって最も重要なのは、アメリカ映画の中で、愛とセックスの関係の描き方が、今までとは違った形に変化して欲しいということです。
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ーージェイミーとマギーというこのふたりの人物に共感できるか
もちろんです。これまでに愛した人もいました。愛した人を失ったこともあります。そして、愛した人が、病気を患っていた場合もありました。そのような経験がないような人は、この地球にはいないと思います。そういったことが、人を愛する上で最も重要で困難な事だと思います。何がどうあったとしても、その愛した人をどこかで失う可能性があるからだと思います。今日まで映画を作る上で、最も繰り返される永遠の問いではないでしょうか? そういうことがもし自分の身の上に起きたら、どう対応しますか? どのような選択をしますか? 私たち人間はみんな不完全に出来ているのです、人と人の間に、そこに愛があるならば、その不完全さは許されるのではないでしょうか? 期待通りの人生なんて存在しないのではないでしょうか。この映画のそういったメッセージに僕は感銘を受けました。
ーーエドワード・ズウィック監督と仕事をした感想
僕は最初から自分自身を監督に全て委ねましたが、監督は僕を少し信じきれていなかったと思います。彼は、僕がこの人物になり切れないと感じていたようでした。ジェイミーのように僕が外へ繰り出してナンパしたり、いちゃついたり出来るかどうかを疑っていたのです。確かに、最初の頃は上手く演じることができませんでした。でも、上手くなるためには、下手な自分を知っておく必要があるのも事実です。あるとき、監督から「ひとつ歌ってみなさい」と要求されたことから変わりました。僕は「できない」と30分にわたって拒みました。最終的に僕の中で今までに溜まった色々な感情が表面に浮き出てきて、監督に対し、怒りと反抗の気持ちでいっぱいになってしまいました。遂に困り果て、仕方なく歌うことになったのです。本当に恥ずかしい経験でした。それから何度も監督はそういったことを繰り返し、常に僕に何かを要求してきました。これまでに他の監督からそこまでされた経験はないですね。本当に驚きでした。でも、それが良い経験になったし、勉強になったと思います。
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一方、ヒロインのマギーは架空のキャラクター。原作の薬品販売業界の話にラブストーリーを盛り込みたいということで、原作者の遍歴に沿ってマギーという人物を作り上げたとか。パーキンソン病について詳しく調べたアンは、薬によってやせてしまうことを知り、そういう体型になるように努力をしたそうです。病気に負けず何ごとにも積極的でちょっと勝ち気なキャラクターはとっても魅力的!!
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そんなアンのコメントも☆
ーーこの作品のストーリーの魅力について
私が魅力を感じた要素のひとつは、マギーとジェイミーが初対面の相手と気軽に寝ることができる人たちだということでした。感情は後付けだなんて、よくある筋立てではありません。映画では「まず恋に落ち、結婚する…」というのが普通の描かれ方です。途中で多少はセックスが描かれることもあるでしょう。でもこの映画は違う、それだけで特別な作品。リアルだわ。私の知り合いにも、セックスから始まって恋に落ちた人がいます。現実にある物語なんです。そして、マギーとジェイミーはお互いに悟るのです。セックスをしたいだけじゃない、ずっと一緒にいたいと。ふたりにとって、それは物凄い驚きなんです。最初はマギーがそういう上辺だけの関係を求めたのだと思います。強い意志で自分の世界をコントロールしようとしている女性ですから。そんな彼女にとってジェイミーの登場は驚異なのです。一緒にいて心地いいと感じ、恋に落ちてしまいます。
ーーパーキンソン病であるマギーを演じるための準備について
長い時間をかけてパーキンソン病について勉強し、監督と話をした上で、彼女の気持ちの根本を“否定の感情”と捉えることに決めました。それがもっとも真実味のあるアプローチだと感じられましたから。パーキンソン病の女性を演じるのは挑戦でした。私に会ってくれた、実際に病に苦しむ方々に敬意を表示したいと思います。とても親切に病気について教えてくれたんです。お話を聞かせてくださった方には心を揺さぶられました。彼らの勇気には驚きましたよ。自分が無意識に享受していることがどんなに多いか思い知らされました。たとえば私は自分の靴紐を結べますが、ある人にとっては、結べないこともあります。またある人にとっては、結ぶことは完全に不可能です。マギーのようなステージ1のパーキンソン病患者には、映画の中で描かれているように、状態の良い日と悪い日があるのです。
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ーージェイクとの共演について
ジェイクは素晴らしいわ。可愛らしくて賢い人。頭脳明晰でチャーミング、可笑しくて軽やかな人です。『ブロークバック・マウンテン』のときは、たった2週間しか一緒に撮影できなかったけれど、今回は何ヶ月も一緒でした。本作への私の取り組みに最大の影響を及ぼしたのが彼だったと思います。というのも、私はいつも深刻に、一直線にのめり込んでしまうタイプですから。気が散るのが嫌で、真面目一辺倒にひとりで没頭してしまうんです(笑)。ジェイクは違います。常に準備万端、セリフを全部入れて完璧に準備してくるのですが、撮影の合間には周りの皆と楽しく笑って過ごすんです。初めは戸惑いました。でも私がほぐれていくにつれ、ふたりの間のケミストリーが高まっていきました。撮影を楽しめるということ、現場の仲間たちと楽しい時間を過ごせるということを初めて知りました。映画づくりを心底楽しいと思えるようになりました。リラックスすることで、より大きな可能性を手にすることができる、それをジェイクが教えてくれました。
ーーこの映画が描いた男女関係について
私がすごく気に入っているのは、この映画には、芯を貫く2本の強靭な糸が通っているところです。それはジェイクが演じたジェイミーのキャラクターにつながっている。彼は大変身を遂げていきます。ジェイクの演技を見ているのが大好きだったわ。彼は映画の中のふたつの全く別の世界を、それぞれの共通点でつなげていくんです。ジェイミーはより良い人間になることを選ぶのか、それともこれまで来た道をそのまま進むのか――。2本の糸は、彼の選択を中心に渦巻いているんだと思います。バイアグラと、バイアグラをめぐる熱狂は、そこを見せるのにうってつけの題材ですよね。そのまま進めばどれほどの成功が約束されているか、あるいはマギーと共に生きるのはどれほど困難な道なのかが明確に提示されます。愛の難しさを示すには、もっと大きなメタファーもあるでしょうけれど、そもそも愛が何かという問いは終わりのない旅ですから。
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ファイザー製薬はもちろん映画の中に実名で登場!! 主人公ジェイミーは1997年入社で、98年にバイアグラが登場。バイアグラは3カ月で300億円という史上最高の売り上げを記録したそうです。実は製薬会社のセールスマンの大半は女性なんだそうですよ。
そういうバイアグラにまつわるあれこれも興味深いのですが、やっぱりいちばん気になるのはジェイミーとマギーの恋愛の行方。チャラ男のジェイミーがどういう行動をとるのか? 恋愛にはいろいろな問題や障害がつきものだと思いますが、考えさせられます。そしてラストはじ〜ん♡
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ラブ&ドラッグ』
11月19日(土)よりシネマート新宿にてロードショー!! 他全国順次公開
公式サイト

デートはもちろん女子会にもピッタリだと思う。

(makiko)

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