映画『落下の解剖学』ゴールデン・グローブ賞2部門受賞!ジュスティーヌ・トリエ監督スピーチも

第76回カンヌ国際映画祭で<最高賞>パルムドールを受賞、本国フランスでも動員130万人超えの大ヒットを記録したヒューマンサスペンス『落下の解剖学』(2月23日公開)が、1月7日(現地時間)に開催された、アカデミー賞の前哨戦として名高い第81回ゴールデン・グローブ賞で<脚本賞:ジュスティーヌ・トリエ、アルチュール・アラリ/非英語作品賞>の2部門を受賞した。

©2023 L.F.P. – Les Films Pelléas / Les Films de Pierre / France 2 Cinéma / Auvergne‐Rhône‐Alpes Cinéma

⻑編映画 4 作品目となる本作でカンヌ国際映画祭の最高賞パルムドールを獲得した監督のジュスティーヌ・トリエは、今作で初の栄誉となるゴールデン・グローブ賞を獲得。受賞スピーチでは「脚本執筆時はコロナ禍の真っ最中で、私はパートナーでもあり共同脚本家でもあるアルチュール・アラリと、ひたすらアパートに閉じこもって執筆していました。あの状況で死者が出なかったことが不思議ね。転落死があり、カップルが喧嘩して、犬が吐く映画ですから(笑)」とブラックジョークを飛ばす一幕も。そして「でも、私はこの作品をどうしても作りたかった。全てがうまくいったかはわからないけれど、本作を全力で励ましてくれた皆様、本当にありがとうございます」と熱い感謝を述べた。

人里離れた雪山の山荘で、男が転落死した。はじめは事故と思われたが、次第にベストセラー作家である妻サンドラ(ザンドラ・ヒュラー)に殺人容疑が向けられる。現場に居合わせたのは、視覚障がいのある11歳の息子だけ。事件の真相を追っていく中で、夫婦の秘密や嘘が暴露され、登場人物の数だけ〈真実〉が現れるが――。<最高賞>パルムドールを受賞したカンヌ国際映画祭で審査員長を務めた奇才リューベン・オストルンド監督からは「強烈な体験だった」と破格の称賛を獲得したほか、ゴッサム賞、ナショナル・ボード・オブ・レヴューなど名だたる映画賞を続々と受賞、<本年度映画賞最注目>と名高い『落下の解剖学』。今回のゴールデン・グローブ賞獲得で、アカデミー受賞に向かって王手をかけた。

『落下の解剖学』
2/23(金・祝) TOHOシネマズ シャンテ他全国順次ロードショー!
ほか全国順次ロードショー

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