ディズニープラス スターで第6 話まで配信中! 下剋上ファンタジー 『ゴールデンスプーン』和気藹々とした会見レポートが到着!!

ディズニープラスのスターで、独占配信中の話題のドラマ『ゴールデンスプーン』。 

原作は韓国発のデジタルコミック「ウェブトゥーン」でも人気が高く、主演を務めるユク・ソンジェ自身もファンであるという名作ウェブ漫画「金のさじ」を映像化したファンタジードラマ。現在第6 話まで大好評配信中の本作ですが、9月23 日に韓国で行われた制作発表会見のレポートをお届けします。 

 制作発表会見には、主要キャラクターを演じたユク・ソンジェ、イ・ジョンウォン、ヨンウ、チェ・ウォニョンをはじめ、チェ・デチョル、ハン・チェア、ソン・ヨウン、ソン・ヒョヌク監督の8 人が参席(ドラマ撮影中に負傷し、現在治療に専念中のチェヨンは欠席)。事前に記者たちから募った質問を司会者が読み上げる形で、会見が進行しました。 

まずは監督へ「今作で描きたかったことはなにか」という質問から。 

「“ドブから龍が出る(日本のことわざでは”トンビがたかを生む“)”という言葉は廃り、親の豊かさや財産により運命が決定づけられる、諦めと嘲笑が広がる社会になりつつあります。今作では、そんな今の世の中の状況と、そこに生きる人々の欲を、正直かつわかりやすく伝えようとしました。今作は、“ゴールデンスプーン”を手に入れた主人公のスンチョンが、同い年の友人の家でご飯を3 度食べ、その家の子になるというストーリーですが、ゴールデンスプーンを使うことで実の両親を捨てることになります。葛藤の末にスンチョンはどんな選択をするのか、その選択を観た視聴者たちが共感し、理解し、納得できるようにすること。そこに重点を置きました。久しぶりに親子がTV の前で話をする、そういう大切な瞬間を作ることができたらうれしいです」

今作は人気ウェブトゥーンを原作としているが、原作とは違う部分もあるといいます。「ウェブトゥーンでは、“選択の瞬間”を、ゴールデンスプーンを使って3 ヶ月目、3 年目、30 年目と設定していますが、ドラマでは1 ヶ月、1 年、10 年にしました。あまりにも長かったためです(笑)。原作には登場しないキャラクターも出てきますし、キャラクターたちも、より現実的に描かれています。原作とドラマを見比べても面白いと思います」 

続いてはキャスティングについて。ユク・ソンジェについては「初めて会ったのは、除隊後1 週間も経たない時期だったと思います。何か、メラメラと燃えている感じがありました。スンチョンというキャラクターは、演じるのがとても難しい役です。1 日の中で、スンチョンとテヨンの二人を演じなければいけないこともあるため、作り手の僕たちも”こんがらがったりしないだろうか“という悩みがありましたが、ソンジェさんはミーティングの席で、軽く“どうにかなるでしょう”と言ったんです。そんなにシンプルに自信を見せてくれたので、”ああ、信じても良さそうだ"と思いました。(ユク・ソンジェは)最高の集中力と才智を持つ俳優です。130 日ほどの撮影期間、毎日素晴らしい集中力で撮影をしていました。共演者やスタッフに対する配慮やマナーも立派でした」と絶賛。ユク・ソンジェは、「ありがとうございます」と感謝しつつ、「あの時(ミーティングで)なぜそんなことを言ったのかわかりません」とおどけました。 

ユク・ソンジェにとってはこれが除隊後初作品。今作を選んだ理由について聞かれると、「『サンガプ屋台』や『トッケビ~君がくれた愛しい日々~』など、これまでの作品では、どれもとても明朗で、軽快な役をお見せしてきました。それに比べ、スンチョンは重たい役。慎重な姿を見せられそうだ、演技の幅を広げることができそうだと思い、出演を決めました。もちろん、ソン監督への信頼感も理由の一つでした。この間、多くの方々が待っていてくださったように、僕も早く皆さんに作品をお見せしたい気持ちでいっぱいでした。その思いのたけを、このドラマにぶつけました。『ゴールデンスプーン』は、イコール僕の2022 年。この1 年、本当に情熱を注いできた分、愛着もありますし、僕にとっては2022 年の大きなプレゼントとなりました」とニコリ。

テヨン役のイ・ジョンウォンは、「幼いころ原作を読んでいたので、オファーを受けた時、本当に僕がこの役をできるなんて!と驚きました。脚色された部分を見て、さらに惚れました。テヨンは記憶を無くした状態で、スンチョンになってしまうという役。二つの人生を演技することで、視聴者の皆さんに多様な姿を見せられるところにも大きな魅力を感じました」、ヨジン役を演じるヨンウは、「私は、ヨジンとは全く反対の性格なんです。否定的な感情を感じる方法も表出する方法も違いますし、口調も全然違う。だからこそ、ヨジンを演技することになれば、私にとって転換点になる。新たな挑戦になると思い、ヨジン役に欲が出ました」とそれぞれ役への強い思いを語りました。 

ユク・ソンジェの入隊前最後の作品となった『サンガプ屋台』でも共演したチェ・ウォニョンは、「ファンタジー要素の強い話を映像でどう表現するのだろうという好奇心から始まりました。台本を読む中で、私たちが生きる上で大切なことや、守らなければいけないことを改めて考えさせられる作品だと思い、出演することに決めました。しかし、私が今作を選択した理由の50%は、ユク・ソンジェさんがいるということでした」とユク・ソンジェに言及。「チェ・ウォニョンにとって、ユク・ソンジェとは?」と聞かれると、「”ヨンコン”(魂のコンビ)です」と、愛情を誇示した。対して、ユク・ソンジェは、「(チェ・ウォニョンは) 教頭先生のような感じです」と回答し、「多くのことを”背中で“教えてくれる方です。先輩の演技を見て、背中からたくさんのことを学びました。僕が見逃しているディテールまで細かく教えてくださったりもしました」と補足しました。 

メインキャストのユク・ソンジェ(95 年生まれ)とイ・ジョンウォン(96 年)、ヨンウ(96 年)、チェヨン(97 年)の4 人は同世代。撮影現場で和気藹々と過ごす4 人の姿がたっぷりと映し出されたメイキング映像は「微笑ましい」とファンたちからも好評でした。

4 人の仲について聞かれたヨンウは、「年が近いので、リラックスムードで撮影に臨めました。現場がいい雰囲気だからこそ、演技でもいいシナジーを見せることができたと思います。撮影以外でも連絡を取り合える友達ができてうれしいです」と発言。そして冗談っぽく、「違うなら違うでもいいですけど(笑)」と拗ねるような表情。その唐突な“突き放し”に驚いたユク・ソンジェは「ただじっと黙っていただけなのに」と苦笑い。その軽快なやりとりからも仲の良さが伝わってきました。

ユク・ソンジェは、この日参加できなかったチェヨンに言及。「現場の最高のムードメーカーはチェヨンさんでした。寝不足の中でも一生懸命撮影に臨み、辛い環境にも最後まで笑顔を忘れず、明るい姿でいてくれて、ありがたかったです。この場を借りて感謝の気持ちを伝えたいです」と語った。チェ・ウォニョンも「現場で私が” ああ、だるい”と独り言を言ったとき、それを聞いていたチェヨンさんが「先輩、これを食べてください」と、自分の車にあったシャインマスカットをくださいました。そんな貴重なものを! と、とても感動しました」とビハインドストーリーを披露しました。 

話は視聴率公約の話題に。ソン・ヨウンの役がピアニストであること、アイドル出身のキャストも多いことから、司会者が「音楽会をするのはどうでしょう?」と提案すると、ユク・ソンジェが「視聴率公約を何にしようか悩んでいたのですが、それがベストのような気がします。視聴率の高さによって、曲数を決めようと思います」と宣言。チェ・ウォニョンも「僕も1枚アルバムを出しているんですよ」と満更でもない様子で笑いました。 

終盤には、ドラマ配信を楽しみにしている予備視聴者からの質問に答える時間も。 

「再入隊と『ゴールデンスプーン』再撮影、選ぶなら?」と問われたユク・ソンジェは、一瞬言葉に詰まり、フリーズ。そんな自分がおかしかったようで、「ちょっと待って(笑)なんで僕、今悩んでいるだろう。『ゴールデンスプーン』の再撮影です」と言って出演陣を笑わせました。イ・ジョンウォンは「劇中に登場するキャラクターの中で、人生を変えたいキャラクターは?」という質問に「ソン・ウヒョン先輩のチャン・ムンギ役を一度やってみたいです」と回答。「スンチョンとテヨンのどちらかと婚約するなら?」と聞かれたヨンウは「なんだか汗が出てきますね。私はテヨンです。理由はSNSにアップします」とウィットに飛んだ回答で会場を和ませました。 

監督と出演陣たちのドラマに対する愛情をたっぷりと感じられた制作発表会。最後は出演陣それぞれが視聴者に向けて、メッセージを伝え、会見を締めくくりました。

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『ゴールデンスプーン』(全16話)
ディズニープラス スターにて、独占配信中
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