ラスベガス公演がキャンセルになったアデル、歌わなくても莫大な利益?

今月21日から4月16日までの間、毎週金曜日と土曜日にラスベガスの「シーザーズ・パレス」内コロシアムでの定期公演を行う予定になっていたアデル(33)。公演初日の前日、土壇場で予定されていた24公演の全てがキャンセルされ、波紋を呼んでいます。

Adele Instagram

アデルはインスタグラムで涙ながらに、ベガスでのライブは「スタッフの半数」がコロナに感染し、「配達の遅れ」によって準備が整っていないことが原因で、行われないとファンに告げました。

「Daily Mail」によると、ショーの演出とプロダクションをめぐる「激しい議論」の結果だったと、関係者は主張しているのだとか。

アデルはファンとのFaceTimeで、ショーの名誉のために戻ってくることを約束。「謝罪と、私に愛とサポートを示してくれた人たちに感謝したいわ。世界で最高のファンを持つことができて、私はとても恵まれています。100%戻ってくることを約束します」と語りました。

◆公演キャンセルの本当の理由は仲違い?

キャンセルになった理由ですが、別の説も浮上。英紙『The Sun』に情報筋が語ったところによると、2016年のワールドツアーで一緒に仕事をした著名なセットデザイナー、エスメラルダ・デブリンとアデルとの間に衝突があったのだそう。

ある関係者は「セットを組み立てるのに何百万もかかっているにもかかわらず、アデルはその結果に不満を持っていて、その気持ちをエスメラルダにはっきりと伝えたのです」と主張。「彼女はすでにナーバスになっていて、すべてが完璧であるべきだと必死になっていたので、仲違いが彼女をパニックに陥らせたのです」と原因について言及しました。

もう一人の関係者は、この争いは、進行順の「果てしない変更」によって制作がすでに混乱に陥っていた後に起こったものだとも語っています。

◆公式のギフトショップではグッズが…

気の毒なのは、キャンセルの告知が遅かったため、公演を見るために世界中から駆けつけていたファンたち。なかには、9,000ポンド(約139万円)ものチケットを購入した人もいるのだとか。

そんななか「Daily Mail」によると、アデルは「シーザーズ・パレス」で公式ギフトショップ「Weekends With Adele」をオープン。

落胆したファンたちは、55ポンド(約8,500円)のアデルワイン、33ポンド(約5,000円)のTシャツ、11ポンドの靴下(約1,700円)、8.50ポンド(約1,300円)のキーホルダーなどの公式グッズを買うために、この有名ホテルとカジノでアデルがステージに立つ予定だった直前に開店した店に押し寄せたといいます。

「全く歌うことなく大儲けした」と批判的な報道もありますが、せめてもの記念としてグッズを買いたいというファンの気持ちに応えたと言えるのでは?

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