同じ役でオスカーとラジーの両方にノミネート!

Netflixの映画『ヒルビリー・エレジー -郷愁の哀歌-』で第93回アカデミー賞助演女優賞にノミネートされたグレン・クローズ(73)。オスカーへのノミネーションは過去に何度もある名優ですが、今回はなんと、同じ役でゴールデン・ラズベリー賞(毎年、アカデミー賞授賞式の前夜に「最低」の映画を選ぶ)助演女優賞にもノミネートされました。

Glen Close Instagram

本作は3世代にわたる家族の“愛”と”再生”の物語。主人公は名門イェール大学に通うJ.D.ヴァンス(ガブリエル・バッソ)。彼の母親ベヴ(エイミー・アダムス)は薬物依存症に苦しんでいました。グレン・クローズ演じるのが、幼いヴァンスを育ててくれた、快活で利発な祖母マモーウです。

マモーウを徹底的に研究し、家族にインタビューし、姿勢を変え、ボディスーツを着て顔を変えたメイクをして役を演じたというグレン。「Entertainment Weekly」のインタビューで彼女は次のように答えていました。

「座り方、タバコの持ち方、声、家の様子などを聞いたわ。写真やビデオから、彼女がどんな人なのかを知ることができたの」「人々の記憶に鮮明に残っている人物であることは明らかだったわね」

同じ役でオスカーとラジーの両方にノミネートされるのはとても珍しいこと。両方の視点で作品を観てみるのもありかもしれません。

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