ジョニー・デップ、映画『Minamata(原題)』が全米で来年2月に公開予定

1970年代の日本を舞台に、四大公害病の一つである水俣病と写真家ユージン・スミス(享年59)を描いた映画『Minamata(原題)』。「DEADLINE」が全米での公開日について報じました。

Newscom/Zeta Image

MGMがアメリカン・インターナショナル・ピクチャーズのレーベルを通じて権利を購入。全米では2月5日に公開される予定となっています。

ジョニー演じるユージン・スミスは第二世界大戦中、戦争写真家として沖縄や硫黄島、サイパンに派遣されますが、沖縄では日本軍による砲弾の爆風で負傷してしまいます。その後、国際的な写真家グループ「マグナム・フォト」に所属し、米誌『ライフ』でフォトエッセイを発表。来日し、水俣に滞在して水俣病の取材を続けました。

1975年、妻のアイリーン・美緒子・スミスさんとの共著である書籍「Minamata」が刊行。写真を通じて、水俣病の悲惨な実態を世界に力強く訴えました。

監督を務めるアンドリュー・レヴィタスは以前「DEADLINE」に対して次のようにコメント。
「過去100年間において、最も破壊的であまり知られていない悲劇の背景にある物語を、才能と情熱のあるチームで撮影できることに喜びを感じています。20世紀で最も情熱的であり画期的、そして妥協することを知らないフォトジャーナリストであるユージーン・スミスの目を通して物語は語られました」

同作には真田広之さん、浅野忠信さん、加瀬亮さん、國村隼さんらの日本人俳優も出演します。

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