ジョディ・フォスター 監督4作目の『マネーモンスター』 PRのため約8年ぶりに来日!

自身の監督作『マネーモンスター』PRのため約8年ぶりに来日を果たしたジョディ・フォスター(53)が、先日、都内で行われた特別試写会の舞台挨拶に駆けつけました。
0★メイン_AAA1031


5月に行われたカンヌ映画祭で世界初披露となった『マネーモンスター』はカンヌでも大評判となり、そのレッドカーペットを歩く華麗な姿も記憶に新しいところ。ここ日本では黒のドレスというシックな装いで、なんと客席側から登場し、観客の声援に応えるなどファンサービスでも沸かせました。
0★_AAA0954
全米公開前の5月4日に、ハリウッドの殿堂入りを果たしたジョディ。ハリウッド・ウォーク・オブ・フェームという、ショービジネス界で業績を残した人々の名前を刻んだ歴史ある歩道で、ハリウッドの名所ともなっています。
そして今回、日本のウォーク・オブ・フェームとも言われる日比谷の合歓(ねむ)の広場にも、手形を残すことに。現在合歓の広場には75人のスターの手形を見ることができますが、ハリウッド女優・監督としては、ジョディが初なのだとか!(※手形は7月に合歓の広場に設置される予定)
舞台挨拶では、監督業についての信条、撮影裏話などを語り、さらにSNSで事前に募集した一般の方からの質問にも、時折笑顔と冗談を挟みながら、答えてくれました。
MC:まずはひとこと、ご挨拶をお願いいたします。
ジョディ:ハロー!これから映画を観てくれるんですよね!大好きな日本、東京に、この映画を携えてこられて、本当にうれしいです!
MC:それではここからいろいろお話を伺って行きたいと思います。
先ほど、客席から登場した際の歓声がとてもすごかったですが、ファンのみなさんと近くで接してみていかがでしたか?
また、日本には一昨日到着され2日間みっちり取材を受けたそうですが、日本のマスコミについて何か新しい発見はありましたか。
ジョディ:日本のファンがこの作品を楽しみしてくれたことが伝わって、とてもうれしいです。日本に8年ぶりに来て、変わったところもあるかもしれませんが、日本のいいところが変わってないことを祈ります。
プロモーションでいろんなTV局に訪れました。どこも『マネーモンスター』に出てくるスタジオと似ていましたが、1つだけ違うところがありました。日本のTVより『マネーモンスター』のスタジオのほうが清潔でなかったですね(笑)。
MC:今回の作品は、ジョージ・クルーニー、ジュリア・ロバーツとのお仕事でしたが、この2人とのお仕事はいかがでしたか。特にジョージはプロデューサーとしてもかかわっていますよね。
ジョディ:2人とも素晴らしい俳優で、しかも友人でもあります。特別な絆があって、マジカルな関係です。映画を観てもその絆が感じられると思います。
ジョージには、プロデューサーを務めてもらいました。この映画は脚本を手にしたところから始まったのですが、その内容がいい形になったところで、ジョージに見せました。そしたら彼もいろいろと意見を言ってくれ、快諾してもらったという経緯があります。なので、この企画が成立したのはジョージのおかげでもあるのです。
また、彼は私に監督としても自由を与えてくれ、とても感謝しています。私に限ったことではありませんが、(俳優にとっては)演技経験のある監督に演出されるのはとてもやりやすいようです。スピーディーに仕事が進んでいきますね。
MC:伝える側の有り方というメッセ?ジ性がとても強く感じたのですが、どういう想いでこの作品を制作されていたのですか。
ジョディ:この映画には、3つの世界があります。1つはウォール・ストリートに代表される金融の世界、そしてインフォテイメントと言われる、情報とエンタメが混ざった、今アメリカで流行っている番組作りの世界、そしてハイテクノロジーの世界。この3つが合わさると危険な世界になります。そこに生中継というクレイジーさも加わっています。我々の世界でリアルなものと、リアルでないものはなんなのか、それも描きたかったものです。
0★_AAA1080
MC:ジョディさんは、女優としても、そして監督としても、キャリアやライフスタイル、美貌まで兼ね備えていて、常に第一線で活躍されていますが、そんなジョディさんが、これからチャレンジしたいことはありますか。
ジョディ:今のところ何も考えていません(笑)。とりあえず睡眠をとりたいです(笑)。それと、数年いっしょに過ごせなかった子どもたち、犬とゆっくり過ごしたいです!
MC:今回、実はSNSでファンのみなさんから、ジョディさんへの質問を募集しました。
その中から、こんな質問をしてみたいと思います。
「これまで芯の強い女性を演じたことが多かったと思いますが、女優として監督として自分らしくいられるように気をつけていることはありますか。自分の弱さと向き合うことはありますか?」
ジョディ:監督業はとても難しいです。作品のビジョンに自分のすべてを出さないといけない、制作にかかわるすべての選択をゆだねられているからです。その中で自分を持ち続けるのは自信が必要です。ですから、監督として仕事を受けたら、私はその作品が仕上がるまでは他のことは考えません。そういった強さが私にはあると思います。
MC:さてここで、みなさんご存じでしょうか。
『マネーモンスター』全米公開前の5月4日に、ジョディさんはハリウッドの殿堂入りを果たしました。ハリウッド・ウォーク・オブ・フェームという、ショービジネス界で業績を残した人々の名前を刻んだ歴史あるに歩道で、ハリウッドの名所ともなっています。 まだジョディさんがウォーク・オブ・フェームに名を刻まれていなかったのは意外な気がしますが?
ジョディ:タイミングを待っていました。女優としてではなく監督として名前を刻みたかったのです。結果、長く待つことになってしまいました。こどもたちとここを通ると、「ママの星は?」と聞かれ、「まだないの」と答えてました。でも待ったかいがありました。
MC:そして、本日ジョディさんには日本のウォーク・オブ・フェームとも言われる日比谷の合歓(ねむ)の広場に、手形を残していただくことになりました。それでは早速ジョディさんに手形を押していただきます。
0★_AAA1003
MC:おめでとうございます!ジョディさん手形を見せていただけますでしょうか。
ありがとうございます。一言ご感想をいただけますか。
ジョディ:エキサイティング!特にハリウッド女性監督として初なのがうれしいです。ハリウッドの女性監督は他にもたくさんいらっしゃるので、他の方も続いてくれることを祈っています。
MC:それでは最後に、これから『マネーモンスター』をご覧になる観客の皆様に監督から、どういうことを特に考えながら観て欲しいか、お言葉をいただけますか。
ジョディ:この映画が心から大好きです。愛情を注いでつくりました。制作は大変でしたが、この映画はテクノロジーやスピード感など、今を生きている世界の物語です。早いペースで展開していくので、気を張って観てください!そして、自分だったらどうするかを考えてみてください。今日はありがとうございました。
STORY

番組ディレクターのパティ(ジュリア・ロバーツ)は、生放送中にセットの影に潜む不審者に気づく。そして、突然鳴り響く銃声。犯人(ジャック・オコンネル)が銃を手にリーを人質に番組をジャックしたのだ。株の情報操作が意図的に行われ、全財産を失くしたとTVを通じて視聴者に訴える犯人。その原因は、数日前のオンエアでリーの発した情報だった。犯人の主張の中で、リーは自分自身も無自覚に誤情報をタレ流していたことに気づく。一体何が起きているのか??。ウォール街の闇に封じ込まれた情報操作を暴くため、リーは人質から“共犯”へと立場を逆転させる。パティもまた、モニターとヘッドセットだけでリーと交信し、事件の裏側に迫る。一方で、警察の銃口は着実に彼らに狙いを定めていた。事件の生中継を通して徐々に剥がされ見えていく“真実”。その核心が暴かれようとした時、彼らと全米中の視聴者が直面する、知ってはならない「結末」とは。

00メイン1_mm_01
©2015 CTMG, Inc. All rights reserved.
『マネーモンスター』
6月10日(金)全国ロードショー!
公式サイト:MoneyMonster.jp

ページ上部へ戻る