ケイト・ブランシェット、「次は相撲レスラー役をやりたい」

22日、来日中のケイト・ブランシェット(46)が、主演作『キャロル』の舞台挨拶に登壇しました!
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映画『キャロル』は『見知らぬ乗客』『太陽がいっぱい』で知られる大人気作家パトリシア・ハイスミスが別名義で発表し、60年以上封印されていた禁断の愛の名作が映画化されたもの。『ドラゴン・タトゥーの女』でアカデミー主演女優賞にノミネートされた若手女優ルーニー・マーラと、アカデミー賞の常連で『ブルー・ジャスミン』でアカデミー主演女優賞を射止めた大女優ケイトの競演でも注目を集めています。

この作品でケイトは本年度アカデミー賞の主演女優賞、ルーニーが助演女優賞と2人揃ってノミネートされています。この日、会場に集まった観客の大歓声を受け登場したケイトは、ルーニーと共にノミネートされたことについて「同じ業界の人々から認められたノミネートですから、とても光栄でうれしく思っています。今、私はひとりで舞台に立っていますけど、この作品からは他にもたくさんの人がノミネートされているんです。この映画ではルーニー演じるテレーズとキャロルのふたりの愛が描かれています。だから、ルーニーと一緒にノミネートされたのはとてもうれしいことです」と語りました。
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これまでさまざまな役柄を演じてきたケイトですが、今回は女性同士のラブストーリー。「トッド・ヘインズ監督だからこそ、こういった作品ができたのだと思いますが、ジェンダーの垣根を越えたロミオとジュリエットのような壮大で純粋な愛が描かれています。つまり愛は愛だるということが描かれています」と作品の魅力を語りました。
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また、この日はゲストとしてケイトの大ファンだという寺島しのぶさんが登場。かなり大きな花束をプレゼントされたケイトは、お茶目な仕草でブーケの重量感をアピール。
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寺島さんが「見ているだけでその世界に入り込める。登場から見た人の心をつかんで話さないふたりの芝居が素晴らしかったです」と、映画の感想を述べると「素晴らしい役者さんにそう言ってもらえるのはうれしい。ルーニーにも伝えます」と大喜び。
さらに寺島さんから「女性だけでなく、男性のボブ・ディランまで演じている。今後は何を演じて新しい自分に出会いたいですか?」という質問が飛ぶと、「相撲レスラーの人生が演じたいですね」とジョークを言って会場を爆笑させたケイト。
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最後に「私たちは愛でこの作品を作りました。みなさんも私たちと同じように感じていただけるとうれしいです」と観客にメッセージをおくりました。
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『キャロル』
2月11日(祝・木)全国公開
配給:ファントム・フィルム
公式サイト

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