『Making a Murderer~殺人者への道~』がホワイトハウスもコメントするほどの社会現象

Netflixが2015年12月からオンラインストリーミングを開始した、ある殺人事件を追ったオリジナルドキュメンタリー「殺人者への道」がいま、全米で話題になっています。
MAM_Keyart


『Making a Murderer ~殺人者への道~』は、ローラ・リッチアーディ監督とモイラ・デモス監督が2005年に新聞で読んだ記事をきっかけに、実際に起きた事件を取材し、10年もの歳月をかけてまとめた全10話のドキュメンタリー。舞台はアメリカ中西部にあるウィスコンシン州。同州の貧困街に生まれたスティーヴン・エイブリーは1985年に身に覚えのない婦女暴行罪で有罪判決をうけ18年間服役した後、DNA検査で無実であることが判明し2003年に釈放されました。
しかしその2年後の2005年、エイブリーは新たな殺人事件の第一容疑者となり、再び逮捕されます。仮釈放なしの終身刑となったエイブリーは、今も無実を訴えています。
エイブリーを取り巻く事件の真相を追う中で明らかになった警察による決めつけや、検察による職権乱用、証拠改ざん、証言の強要。リッチアーディとデモスは最初の事件を検証し、その後30年の間におきた科学的進歩と法改正によって、事件は少しでも真相と司法制度の正義に近づくことができたのかを本作品で問いかけています。

アメリカでは本作品の公開をきっかけに民衆がさまざまな動きを見せており、全米メディアで大きく取り上げられています。また、ジェームズ・フランコや、ヒラリー・ダフ、トークショー司会者のロージー・オドネルなどを始めとするセレブたちが自分のSNSで同作品についてコメントしています。

『Making a Murderer ~殺人者への道~』
独占配信中
Netflix.com/jp/
© Netflix. All Rights Reserved.

ページ上部へ戻る