イケメン監督キャリー・ジョージ・フクナガ、「子役の少年は最初サッカーチームにスカウトされたと勘違いしてた」

24日、東京国際映画祭のパノラマ部門で上映されるNetflix初のオリジナルムービー『ビースト・オブ・ノー・ネーション』の監督来日会見が行われ、キャリー・ジョージ・フクナガ監督(38)とNetflixのグレッグ・ピーターズ社長が登壇しました。
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▲グレッグ・ピーターズ社長とキャリー・ジョージ・フクナガ監督(右)。


『ビースト・オブ・ノー・ネーション』は今年9月にヴェネチア国際映画祭のコンペティション部門に出品され、ワールドプレミアが行われたNetflix初のオリジナル映画。アフリカで暮らす無垢な少年が内戦で家族を奪われ、ゲリラ兵となっていく様子を真正面から描き出しています。その監督の手腕とキャストの熱演が絶賛され、今年10月16日より全米各地で劇場公開されると同時に各国のNetflixユーザーへの独占配信がスタートしています。
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キャリー・ジョージ・フクナガ監督は、大学時代にアフリカの少年兵について知って以来、15年に渡ってこの作品の構想を温めてきたのだそう。映画監督として、見た人誰もが何かを感じられる作品を作ることを心がけている」というフクナガ監督は「あえてひとつあげるとすれば、主人公の少年アグーの気持ちを、新聞で少年兵の記事を読むよりもパーソナルに、身近な人の話として感じてもらえたらいいと思っています」と語りました。
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アグーを演じたのは撮影現場となったガーナで見いだされたアブラハム・アッターで、彼は演技未経験だったにも関わらず、伸びやかで力強い演技でヴェネツィア国際映画祭マルチェロ・マストロヤンニ賞(新人俳優賞)を受賞しています。彼との出会いについてフクナガ監督は「ガーナで撮影すると決まったときから、子役は現地の少年を起用するとを決めていました。まず、ガーナにスカウトを送り込み、放課後に友達とサッカーをしていたアブラハムをキャスティング担当がアブラハムを見つけて、子供ながら弁が立つということでオーディションを受けないかとスカウトしました。彼は最初サッカーチームからスカウトされたかと勘違いして喜んでいたみたいですけど。アグーは難しい役。一人の少年の変化を描いているので、最初と最後では同じ少年とは思えないほどの演技を見せてくれています」と、アブラハムの演技を絶賛。
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この作品は製作を終えた後にNetflixでの配信が決まったそうで、撮影中は特に意識した部分はなかったそうですが、世界中に数多くいるNetflix会員に見てもらえることができるのは魅力的だとフクナガ監督は語っていました。
『ビースト・オブ・ノー・ネーション』
Netflixにて独占プレミア配信中
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