- 2013-10-18
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18日、東京国際映画祭のオープニング作品に選ばれた『キャプテン・フィリップス』の記者会見が行われ、主演のトム・ハンクス、ポール・グリーングラス監督が登壇しました。
▲ポール・グリーングラス監督とトム・ハンクス。
ポール・グリーングラス監督は今回が初来日。トムは「私はラッキーなことに何度も日本にきていますが、今回は母と来れてうれしいです」と隣にいる通訳の戸田奈津子さんを母と呼ぶなど、最初から絶好調。
▲母とも慕う戸田さんを見つめるトム。
昨夜の東京国際映画祭のグリーンカーペットにも参加したトムは「日本の俳優、監督、そして首相にまで会えました。私は日本人ではないので、投票することはできませんが、とても楽しかったです」と語り、戸田さんのメモを丸めてポイと投げ捨てるなどして場内の爆笑をさそっていました。
▲メモを拾って返す。
映画『キャプテン・フィリップス』は2009年にアメリカ籍のコンテナ船マーク・アラバマ号がソマリア沖で海賊に襲撃された実際の海賊事件を映画化したもの。映画の75%にあたる海上でのシーンを60日間で撮影したとか。
グリーングラス監督は「海上では毎日12〜14時間撮影しましたが、海のうねりがあって大変。具合が悪くなったスタッフもいましたが、トムと私は海に強い足を持っていたので大丈夫でしたが、こうした困難をチャンスにするという姿勢で臨みました」と撮影を振り返っていました。
▲カメラに手を振るふたり。
映画の主人公であり、乗務員の命を守るために自ら海賊の人質となったリチャード・フィリップス船長と実際に会ったトムは、「とても普通の人なので驚きました。彼は家でロッキングチェアに座ってビールを飲みながらでバスケットボールを見るようなタイプ。しかし自分の仕事についてはとても詳しく話してくれましたよ」とコメント。
▲表情豊かに語るトム。
この作品でアカデミー賞も期待されるトムですが、「アカデミー賞は招かれたら楽しいパーティのようなもの。タダで何かがもらえるような楽しさがあるよね」と冗談をまじえてクールに語っていました。
▲最後におじぎを忘れない日本通。
『キャプテン・フィリップス』
11月29日(金)より新宿ピカデリー他全国ロードショー
配給：ソニー・ピクチャーズ
公式サイト