「覚えた日本語はじぇじぇ!」『スター・トレック イントゥ・ダークネス』記者会見

13日、映画『スター・トレック イントゥ・ダークネス』の記者会見が行われ、J.J.エイブラムス監督、カーク船長役のクリス・パイン、ミスター・スポット役のザッカリー・クイント、キャロル役のアリス・イヴが登壇しました。
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▲エイブラムス監督、アリス・イヴ、クリス・パイン、ザッカリー・クイント。


ニコファーレで行われた記者会見会見はライブストリーミングされ、壁に映し出されるコメントにゲストたちは興味津々。まずはJ.J.エイブラムス監督ひとりがステージに登場し、Q&Aが行われました。
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▲J.J.エイブラムス監督。
今回で7回目の来日となるエイブラムス監督は、「最新の覚えた日本語は?」と聞かれ、「じぇじぇ」と回答。昔、LAのホブソンズ(アイスクリーム屋)で働いていたそうで、日本でホブソンズを見つけて驚いたそうです。
Q:多数のキャラクター全員のキャラが立っていますね。
J:
まずユーモアがあり人間性が描かれた、すばらしい脚本がありました。俳優たちも生命感、ユーモアあふれる素晴らしい人々です。さらに今回は、新たなキャスト、アリス・イヴ、ベネディクト・カンバーバッチらが加わりました。特にベネディクトは、悪役ながら共感できる、すばらしい演技を見せてくれました。
Q:仕事にプレッシャーは感じますか?
J:
いつも大変なプレッシャーを感じています。こうしたプロジェクトは観客に気に入ってもらいたいのはもちろんですが、現場で働いているチームのみんなが報われるものにしたいと思っています。すべての観客を喜ばせることはできない、ということを信条にしていますが、この作品は、スタートレックファンだけでなく、すべての映画ファンに向けて作っています。なので、気に入らない方には申し訳ないけれど、製作自体も素晴らしい体験でした。
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▲暑いなか、出待ちのファンにサービス。
Q:オリジナルのスタートレックと現代のスタートレックをどう融合させましたか?
J:
実は、私は子どもの頃、スタートレックはあまり見てなくて、スタートレックファンではなかったのです。今は大ファンなりましたが。今回は、オリジナルの精神、キャラクター、状況、ファミリー、未知への旅立ち、対立、人間性、自己犠牲など、すべてを包含しながら、現代的なものにするというのが、一番の目的でした。オリジナルを変えるのではなく、現代的でリアルなものにする。同時に、面白さ、エモーショナルな部分は足していく。ユーモアも昔と今は違うので、そういう部分を意識しながら作りました。
Q:スタートレックは現実に対する風刺や批評が入っていると思いますが、政情がどのぐらい反映されていますか?
J:
SF映画が偉大なのは、さまざまなメタファー、寓話的な部分を語れるという点。今回はベネディクト演じる悪役に、エンタープライズ号のファミリーがいかに向き合うか。政治的なシチュエーションに置き換えることができると思います。しかし、物語の中心にあるのは、愛や自己犠牲えす。恐ろしいことを、みんなでどうやって乗り越えるか。それを経てより絆が強くなります。さまざまなことに比喩としてつかえでしょう。とはいえ、この映画は面白くて楽しくてエキサイティング、ビジュアルエフェクトが最高なので、ぜひみなさんに見て頂きたい。
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▲続いて、アリス・イヴ、クリス・パイン、ザッカリー・クイントが登壇。
Q:大ヒットした感想は?
C:
ものすごくうれしいよ。誇りに思う作品を持って、大好きな人たちと世界中を回ることができた。オリジナルのスター・トレックシリーズのファンではなかったけれど、この作品を通してファンになったし、オリジナルの世界の魅力を知ることができた。
Z:ポップカルチャーに影響を持つ作品に出演できて本当にうれしい。この映画のPRで世界をまわりさまざまな文化を体験できたのも、素晴らしいと思っています。
A:みんなと一緒に何かを作り上げるのは光栄なことで、私たちも6カ月間心血を注いで作り上げました。それを世界中の人々をシェアできることはとても幸運だと思っています。またやりたいわ。
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▲ザッカリー・クリント
Q:自分の役以外で好きなキャラクターは?
Z:
ひとつを選ぶのは難しいな。この作品はエンタープライズ号のクルーたちの群像劇だから。多様性、コラボというところで、みんながそれぞれの絆、人類のための未来を作るために、一緒にやっていくところがいいところだからね。
C:あえていうならミスター・スポックかな。彼は葛藤、情熱、愛を抱えていながらおさえた状態。とても難しい役柄だと思うよ。
A:好きなキャラクターはスコッティ。スタートレックの世界はとてもシリアスな設定ですが、コメディが好きなの。スコッティ役のサイモン・ペッグがヒーローとしても活躍しているので、彼の様子を見るのは楽しかったわ。
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Q:日本での映画のキャッチコピーは「人類最大の弱点は愛だ」ですが、みなさんの最大の弱点は?
A:弱みを言うのはレディらしくないかもしれませんが、多分愛。恋しているときって、モンスターになってしまうこともあるでしょう。
C:ラーメン愛かなぁ。あとは、整理整頓好きなところ?
Z:退屈しやすいことかな。気が散りやすいから、注意力を維持するのが難しいんだ。
記者会見終了後、4人は会場外で待っていたファンに、サイン、ツーショットなど、汗を拭きながらファンサービスをしていました!!
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▲クリス・パイン
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▲ツーショット写真を確認するザッカリー。
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▲クルマに戻るクリスパインとアリス・イヴ
『スター・トレック イントゥ・ダークネス』
8月16日(金)、17日(土)、18日(日)、お盆先行公開決定!
配給:パラマウント ピクチャーズ ジャパン

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