ヒュー・ジャックマン、アンとアマンダをぎゅっと抱き寄せる!!

28日、映画『レ・ミゼラブル』の来日スペシャルイベントが行われ、ヒュー・ジャックマン、アン・ハサウェイ、アマンダ・セイフライドがステージに登壇しました!!
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▲アンとアマンダをぎゅっと抱き寄せるヒュー。


『レ・ミゼラブル』は日本でも大人気のミュージカルとしておなじみの作品。しかも人気セレブが3人も登場するとのことで、会場には2500人ものファンが大集結! キャスト3人とトム・フーパー監督、プロデューサーのキャメロン・マッキントッシュさんが揃って、映画の予告編、スペシャル映像を見ながらの公開会見となりました。
まずは、来年4月から始まる日本版舞台キャストによる歌が4曲披露された後、来日ゲストが舞台の下から歌舞伎のようにせり上がって登場!! 一言ずつご挨拶。
アン:日本のみなさんに温かい歓迎を受け、本当にうれしい気持ちでいっぱいです。この場を借りて、素敵なパフォーマンスを見せてくれた日本版舞台キャストのみなさんにもありがとうと言いたいわ。
ヒュー:アリガトウ! コンバンワ! ワタシハ、ニホンニコレテ、トテモウレシイデス(ここまで日本語)。日本は本当に大好きで、これで来日は10回目ぐらいだと思いますが、今回の来日は特別。この映画を可能にしてくれたトム・フーパー監督、キャメロン・マッキントッシュ、そしてこの会場に足を運んでくれたみなさん、ありがとう。日本舞台版キャストも素晴らしい! アリガトウゴザイマシタ。
アマンダ:私はまだ、ヒューのように日本語を話せないですけど(笑)。人生でいちばんエキサイティングな瞬間を迎えています。素晴らしいキャスト・スタッフとともにこの傑作をお披露目、PRできるんですもの。夢を叶えてくれたここにいるメンバーにも感謝の気持ちでいっぱいです! クールな日本にも来られてとてもうれしいわ!!
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▲前夜、一緒にお寿司ディナーも楽しんだ3人。
その後、それぞれの出演シーンの映像をみながら、演じた感想をコメント。
ヒュー:自分の映像を見るのはなかなか厳しいものがありますが、このシーンを撮影した日、家に帰ったとき、妻が自分だとわかってくれなかったことを思い出しましたよ。自分にとって、このジャン・バルジャン役は特別なもの。そしてマッキントッシュさんが映画化に27年かけたことにも感謝しています。というのも、このミュージカルができたときは、僕はまだ3歳だったから……というのは、ちょっとさば読みすぎで(笑)。18歳ぐらいだったからね。
アン:工場でのシーンには大勢の女優さんが登場していますが、みなさん本当にすばらしかった。楽しいという言葉は、ファンテーヌを演じるうえでは、ちょっとおかしいかもしれないけれど……、というのも彼女は本当に惨めで辛い目にあうのですから。でも毎日、ヒューをはじめとするすばらしい俳優と仕事ができて、現場はとても楽しかったです。
アマンダ:今、映像クリップをみながら、本当に撮影が楽しかったことを思い出しました。というのも、私は11歳の頃から、このミュージカルが大好きだったので、夢が叶ったという気持ちです。最初の撮影はアンとのシーンで、共演した唯一のシーンだったのですが、そこで彼女が優しさを表現してくれて、私が演じるコゼットという女の子がどういう子なのかを示してくれた。そういう意味で、本当にスタートからやりやすかったと思います。
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その後、質疑応答が行われました。
Q:生で歌を収録したことについて。
ヒュー:困難よりもいいことのほうが多かったですね。生で歌うということは、毎日舞台の初日を迎えているような気分で、家に帰って寝るときに、この歌を歌うことはもう2度とないだろうと思っていました。同時に、毎日が千秋楽のような気持ちで、より自由に演じることができました。歌のためにリハーサル期間を2カ月とってあったので、内容は熟知できていましたからね。もちろん大変なこともあって、午前8時から夜8時まで歌い続けたり、マイナス2度の山の上で歌わないといけないこともありましたね。
Q:みなさんなぜそんなに歌が上手なんですか?秘密があったら教えてください。
アン:ありがとう! 歌は母から教わったものです。彼女はとても美しい声を持っていて、アメリカでの『レ・ミゼラブル』最初のナショナルツアーで、代役としてファンテーヌを演じたこともあるんです。歌うことは自己表現のひとつとして思っていましたし、小さいころから大好き。ボイストレーニングも10年ほど続けていて、今回『レ・ミゼラブル』で歌う機会をいただいて、自分はずっとこの予習をしてきたと思いました。
アマンダ:『アニー』のオーディションを受けるために歌を始めて、11歳~17歳までレッスンを続けていたんですが、俳優業が忙しくなって、途中でやめてしまったんです。それを『マンマ・ミーア!』でまた始めたのすが、そのときはABBAの曲を楽しんで歌ったことを覚えています。そしてこの映画のオーディションのために、本格的な歌のレッスンを再開したんです。私にとって歌は一生の趣味。ずっと歌い続けていきたいわ。
ヒュー:20年前、私は舞台俳優として仕事をはじめました。演劇学校を出たばかりだったんですが、『美女と野獣』のオーディションを受け、(レ・ミゼラブルの)“STARS”を歌ったんです。そのときは「間違っても君はその舞台に出ることはないだろう」と言われたんですよ(笑)。そのあと歌のコーチをつけたほうがいいと言われ、マーティン・フロストという方を紹介され、彼の歌があまりにも素晴らしかったので、彼の歌い方を5年ほどマネしていましたね(笑)。今はアンと同じボイスレッスンを受けていて、長いこと歌の訓練は続けています。
Q:配役の決め手は?
監督:私のジャン・バルジャン候補リストはとても短くて、ヒュー・ジャックマンひとりだけ。もしヒューがいなかったら、今この時期にこの映画を作らなかったと思いますよ。また、アンもNYでオーディションをしたんですが、彼女が歌った“I Dreamed a Dream”を聞いて圧倒されましたよ。この役は彼女しかいないと思いました。彼女は歌でファンテーヌを表現する。物語を語れる女優です! そしてコゼットですが、世界一美しい映画スターを探したんです……。
と、ここでアンから「ちょっと待って。なんですって?」というつっこみが入り、さらにヒューまで「なんだって?」と加わり、場内大爆笑。
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監督:つまり、最も美しいブロンドの映画スターということです(笑)。マジメな話、アマンダはコゼットに必要なものをすべて持っていました。明確な強さ、強靭な知性、加えて母性というものがこの役には必要です。そして彼女は天使の声を持っていますから。
Q.役が決まったとき、どう思われましたか?
アマンダ:興奮しました。ずっと返事を待っていて、それがきたのがクリスマスの3日前。最高のクリスマスプレゼントでした。
ヒュー:スバラシイ!
アン:いつもは役をいただいたときは喜びのあまり駆け回りたい気持ちになるけれと、この役は夢が叶ったという思いが強すぎて、そういう気持ちになれなかった。人生で本当に重要なことって、静かに心に染み込んでくるものなんですね。そしてその気持ちは今も続いていますから。人生は捨てたものではないなと思うわ。
この後、会場のみなさんがオーケストラをバックに「民衆の歌」を大合唱。
ヒュー:アリガトウゴザイマス! スバラシイ! ここにいる来日ゲストを代表して、日本のみなさんにお礼をいいます。日本でとても愛されている『レ・ミゼラブル』という作品を、私たちが映画としてお届けするというのも意義があるものだと思っています。みなさんと共有できることをうれしく思います。日本にまた来ることができてうれしいです。スバラシイ!
ここでゲストを一度舞台の上手からはけた後、再び会場内の通路にサプライズ登場。ファンのみなさんと握手をしたり、手を振りながら退場していきました。
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▲会場のみなさんは大盛り上がりでした!!
『レ・ミゼラブル』
12月21日(金)、TOHOシネマズ 日劇他、全国ロードショー!
配給:東宝東和

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