『ストリートファイター/ザ・ムービー』 圧巻のライブペインティングが完成!

この度、公開初日となる10月16日(金)、横浜・みなとみらいのイベントスペースにて、映画『ストリートファイター/ザ・ムービー』の大ヒット祈願イベントが開催された。

イベントでは、『ストリートファイター』シリーズを代表するリュウ、ケン、春麗、ベガら主要キャラクターを描くライブペインティングを実施。『ストリートファイター6』キャラクターデザインチームのリーダーを務める越智猛を中心に、チーム一丸となって躍動感あふれるキャラクターたちを一枚のアートに描き出す、特別なパフォーマンスが披露された。

イベントには、本作の製作を務め、『ストリートファイター6』のゲームディレクターでもある中山貴之と、本作で日本語吹替声優を務めたなだぎ武が登壇。まずは、公開を迎えた今の心境について語った。若い頃から『ストリートファイター』をプレイしてきたというなだぎは、「今までアニメになったり、実写化もあったりしましたけど、改めて令和の時代に、また実写化として作品になるなんて思ってもいなかった」と、今回の映画化に驚いたことを明かす。さらに、「自分がその作品に少しでも携わることができたので、非常にうれしかった」と喜びを語り、ゲームから入ったファンはもちろん、シリーズを知らない人も楽しめる作品になっていると、本作をアピールした。一方、中山は「ようやく、という感じですね」と感慨深げにコメント。自身が本作に参加したのは約3年前だったと振り返り、「そこからちょっとずつですけど、制作に携わってきたので、感無量というか、もう感慨深いですね」と、長い時間をかけて関わってきた作品がついに公開を迎えた喜びをにじませた。

続いて話題は、本作の見どころへ。なだぎは、先日開催されたジャパンプレミアでの思わぬ出来事を振り返った。なんと、同イベントに登壇した狩野英孝が、作品の見どころを語る際に、自身が吹替声優を務めたジョーが豪鬼に倒されてしまうというネタバレを披露していたという。「狩野英孝ちゃんが思いっきりネタバレしてました。あれ、びっくりしました!」と、その衝撃を語るなだぎ。さらに、「度肝を抜かれたんですけど、後々聞いたらやっぱりダメだったという」と、思わぬネタバレだったことを明かし、会場の笑いを誘った。

そんななだぎは、本作の見どころについて、「本当にすごくよく仕上がっているなと思いました」と、その完成度を高く評価。さらに、「コメディ要素なんか、笑えるところも結構あったので、それがちょっと意外やなっていうのもあった」と、作品に盛り込まれたユーモアにも驚いた様子を見せた。また、限られた上映時間のなかでもキャラクター一人ひとりがしっかりと立っている点も魅力として挙げ、「それぞれのキャラクターを全部、時間をかけて見せることはできないと思うんですけど、一人ひとりがちゃんと立つように描かれていて、いろいろな部分に見どころもあった」とコメント。なかでも、特に印象に残ったキャラクターはダルシムだという。「ゲームをやってる人は驚くんですけど、ダルシム(役の俳優:ヴィドゥユト・ジャームワール)がむちゃくちゃ男前なんですよ! びっくりした! ゲームでは白目をむいたおっさんやのに、むちゃくちゃ男前で筋肉ムキムキなんです」と、ゲームでの印象とのギャップを独特の表現で語り、実写映画で描かれるキャラクターたちへの愛着をのぞかせた。中山も、映画ならではのキャラクターの描き方に注目したという。「いろんなキャラクターがいて、本当にちょっとしか出せないキャラクターもいるんですけど、映画って上映時間が限られているので」と制作上の難しさに触れつつ、本作では対戦格闘ゲームとしての魅力に加え、「キャラクター同士の関係性とか、それこそ友情みたいなところが、ゲームと違った角度で見られるようになっている」と説明。「そこはすごくいいなと思いました」と、映画だからこそ描ける物語の魅力を語った。

トークは、二人が『ストリートファイター』を好きになったきっかけへと展開。なだぎは、『ストリートファイターII』がゲームセンターにもたらした変化を熱弁。「ストIIは何がすごいかというと、今まで格闘ゲームって、コンピューターと戦うのが主流だったんですよ。コンピューターのラスボスを倒して終わり、みたいな感じだった」と当時を振り返り、同作ではゲームセンターで見知らぬ相手と対戦するという楽しみが広がったと説明する。「赤の他人と対戦するっていう、今では当たり前のものを広めたのがストIIだった」と語るなだぎ。当時は、見知らぬ相手との対戦にワクワクしながらゲームセンターへ通い、100円玉を積み重ねて夢中でプレイしていたという。そして、自身の忘れられないエピソードとして、対戦中に起きたある出来事を披露した。

「ある時、相手をボコボコにハメ技で倒したんですけど、よっしゃと思って喜んでいたら、そのゲーム機の横から、ぬっと顔が出てきて。ちょっと怖い人が『お前なんや、そのはめ方?』って」対戦相手から思いがけず詰め寄られたというなだぎは、「僕もお金を持ってすぐ逃げました。そこでリアルファイトにならなくてよかったです」と、当時の焦りを振り返り、会場を笑わせた。ゲームセンターでの対戦が、画面のなかだけでは終わらないほど熱を帯びていた時代ならではのエピソードだ。なだぎは、こうした体験も交えながら、「対戦型という幅を広げたパイオニアとしては、やっぱりすごい」と、『ストリートファイターII』が格闘ゲームにもたらした革新性を改めて語り、「ストIIから本当にはまった」とシリーズへの思いを明かした。

中山も、ゲームが人とのつながりを生み出してくれたと振り返る。「自分も本当に似たような体験をして、ストリートファイターIIがあるからゲームセンターに行って、行くと友達に会って、そこでゲームもするし、その後に自転車で遊びに行ったり」と、当時の思い出を語った。ゲームを遊ぶことだけにとどまらず、友人との出会いや交流のきっかけにもなっていたといい、「ゲームがきっかけでコミュニティが広がっていったという体験をすごくしていた」と、シリーズが自身の青春に深く結びついていたことを明かした。

ここで、ライブペインティングを手掛ける『ストリートファイター6』キャラクターデザインチームのリーダー、越智猛がトークに加わり、今回のアートに込めたこだわりについて語った。越智は、デザインにあたって『ストリートファイターII』らしさを強く意識したと説明。さらに、少しレトロな雰囲気を取り入れた色味にも挑戦したことを明かし、シリーズの世界観を一枚のアートで表現するための工夫を語った。そしてイベントの最後には、ライブペインティングの仕上げとなる“最後の一筆”へ。MCから、まだ作品が完成していないことが明かされると、越智は「最後の一筆、ドキドキしますね」と緊張した様子で、リュウの目に筆を入れ始めた。すると、なだぎは使用されたマーカーに注目し、「意外にマッキーなんですね。マッキーでキュキュキュキュって感じですね」と、身近な文房具が使われていることに驚いた様子。さらに、越智が慎重に筆を進める姿を見守りながら、「ゆっくりでいいですよ!」とエールを送る場面も。なだぎの軽妙な実況に会場が和やかな笑いに包まれるなか、越智がついに最後の一筆を描き入れると、特別アートが完成。会場から大きな拍手が沸き起こり、笑いと緊張感が入り交じる、イベントの締めくくりにふさわしいひとときとなった。

完成したアートとともに、本作の大ヒットを願い、イベントは幕を閉じた。なだぎと中山が語ったゲームセンターでの懐かしい思い出やシリーズへの熱い思い、そして映画ならではの見どころ。さらに、越智猛によるライブペインティングを通じて、『ストリートファイター』が長年にわたり愛されてきた理由と、本作の魅力を改めて感じられるイベントとなった。ハリウッド実写映画ならではの迫力あるアクションと、長年愛されてきたキャラクターたちが織りなす物語に、ぜひ劇場で注目してほしい。

『ストリートファイター/ザ・ムービー』
大ヒット公開中!
ⓒ2026 Capcom and Legendary. All Rights Reserved.
配給:東和ピクチャーズ・東宝

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