- 2026-9-17
- ENTERTAINMENT
- エヴィレンコ
アンドレイ・チカチーロをモデルにした連続殺人鬼をマルコム・マクダウェルが演じた映画『エヴィレンコ』(04)(配給:アンプラグド)の本ビジュアルポスターと予告編、そして場面写真10点が解禁された。

本作は10月9日(金)よりシネマート新宿ほか全国順次公開。さらにその後、初4K化『アングスト/不安 4K』(83)も公開も控え、先日公開した『ヘンリー』から立て続けに、実在の連続殺人鬼のたいへんな行いを描いた3作品が立て続けに公開となる。
50人以上を殺害した旧ソ連時代最大の連続殺人犯であるアンドレイ・チカチーロを『時計じかけのオレンジ』(71)のマルコム・マクダウェルが演じた『エヴィレンコ』(04)が、10月9日(金)に公開となる。日本では一切紹介をされたことがなく、これが日本初上陸・初公開となる。
この主人公エヴィレンコ役を演じるにあたってマルコム・マクダウェルは、実際のチカチーロの映像を参考にし怪演。監督は、以前からマクダウェルと友人であり、本作が初監督作品となったデヴィッド・グリエコ。グリエコ監督は自らチカチーロの裁判を傍聴し、チカチーロの小説「Il comunista che mangiava i bambini(子どもを食べた共産主義者)」を94年に出版。
これが話題となり、ベルナルド・ベルトルッチが映画化を希望したが、病に倒れ逝去。グリエコは自らメガホンを取ることを決意。資金難により製作が難航した際も、マクダウェルは「当然やるべきだ」とグリエコ監督に後押ししたほどの入魂作。第50回ダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞の新人監督賞ににノミネートを果たした。直接的な残酷描写を控えつつも、心理に迫ることで一層の恐ろしさをあぶり出している。
今回、解禁となった本ビジュアルポスターは、殺害とともにカニバリズムを行ったとされるチカチーロのイメージと重なり合うシーンを使用したもの。口元から血を滴らせ、眼光鋭くこちらを見つめるマルコム・マクダウェルが強い印象を放つ。右に添えられた「同志よ この苦しみが分かるか?」というコピーからは、共産主義に赤く染まったエヴィレンコが問いかける、ある種の哀しみすらも感じられる。
併せて解禁となった予告編は、深い森の奥からエヴィレンコが現れるシーンから始まる。学校の教師をつとめ、厳格な共産主義者としての規律を生徒にも求めるエヴィレンコ。家庭も持ち、部分的には一般的に見えるが、その一方で彼には小児性愛症としての一面も持っていた。獲物を見つめるような視線の先には、いつも少女や少年たちの姿があった。咆哮を上げるエヴィレンコで締めくくられ、悪名高きこの怪物の強烈な存在が示される。音楽を手掛けたのは、多くのデイヴィッド・リンチ監督作への参加で知られるアンジェロ・バダラメンティ。重厚かつ壮大なスコアが、<国家の物語>としての側面を押し広げている。
また、場面写真では、返り血を浴びて恍惚とした表情のエヴィレンコ、値踏みするような表情で少女を見下ろすエヴィレンコ、何者かと全裸で対峙するエヴィレンコなどの様子が収められており、一体何が起きているのかわからず不穏で危険な空気だけが漂う。










『エヴィレンコ』
STORY
熱烈な共産主義者であるエヴィレンコは、生徒への強姦未遂事件により学校の教師を失脚。国家は民主化へと進み、やがてエヴィレンコは次々と女性や子供を惨殺して食い殺す真の怪物と化していく。連続殺人の犯人を見つけられないまま4年が経過した頃、検察官のレシエフは捜査に加わり、エヴィレンコの心の闇に接近していくこととなるのだが──。
監督・脚本:デヴィッド・グリエコ 撮影:ファビオ・ザマリオン 音楽:アンジェロ・バダラメンティ
出演:マルコム・マクダウェル、マートン・チョーカシュ、ロナルド・ピックアップ
2004年|イタリア|カラー|118分|PG-12|原題:Evilenko キングレコード提供 アンプラグド配給
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