- 2026-10-30
- ENTERTAINMENT
- 月がみている
渡辺淳一原作『シャトウ ルージュ』を映画化した『月がみている』が11月20日(金)より全国公開。

『失楽園』『愛の流刑地』で知られる作家・渡辺淳一の作品群の中でも、とりわけ議論を巻き起こし、“映像化不可”とも言われた一編『シャトウ ルージュ』が、没後12年を経てついに映画化される。監督を務めるのは、原作者・渡辺淳一の実娘、渡邉直子。父が遺した物語に、女性ならではの新たな視点を加え、大胆に再構築した。毎熊克哉、小島梨里杏がW主演を務め、黒木瞳、西岡德馬、吉田羊、ヴァンサン・ペレーズら豪華な面々が脇を固める。
物語の舞台はフランス。順風満帆な結婚生活を送っているはずだった克彦(毎熊克哉)と月子(小島梨里杏)だったが、夫婦のすれ違いから、克彦は妻を“性のレッスン”を施すというフランスの古城・シャトウに幽閉しようと目論む。衝撃的な設定だが、その先に待ち受けるのは、夫婦それぞれが愛と性の意味を見つめ直す、切実な人間ドラマだ。
夫は妻を求め、妻は自らの欲望を知っていく――
“すれ違う夫婦”の剥き出しの感情を捉えた新場面写真が解禁!
この度、克彦と月子、それぞれの欲望と心の変化を映し出した新場面写真5点が一斉解禁となった。中でも強烈な印象を残すのが、シャトウで“レッスン”を受ける月子の姿。目を閉じ、その身を委ねるような表情からは、それまで閉じ込めてきた感覚を少しずつ解き放ち、自分自身の心と身体に向き合い始める月子の変化が伝わってくる。夫との関係では見せることのなかった表情を覗かせる、官能的でありながらも彼女の“解放”を象徴する美しい一枚だ。対して2枚目には、月子を強く抱きしめる克彦の姿が。妻との関係を取り戻したいと願い、月子を誰よりも求め続ける克彦。しかし、自ら仕掛けた計画によって月子が変化していくほど、その心には焦りや嫉妬が募っていく。
自分を解き放っていく妻と、そんな妻を必死につなぎ止めようとする夫―。
同じ“愛”を抱きながら、違う方向へ進んでいく二人の姿が鮮烈に切り取られている。
さらに、ひとり思い詰めた表情を浮かべる克彦や、シャトウの石段に腰掛け、静かに何かを見つめる月子の姿。そしてフランスの街角で電話を手に立ち尽くす克彦のカットも解禁。月子がシャトウで新たな自分に出会っていく一方、克彦は思い描いていた夫婦の姿から次第に遠ざかり、孤独や焦燥を深めていく。5枚の場面写真には、フランスを舞台に反転していく二人の関係性が、それぞれ異なる表情で映し出されている。





愛しているのに、なぜすれ違うのか―。
毎熊克哉「妻を本当に愛してる」 小島梨里杏「自分の喜びを知って…」 キャストコメントも到着
克彦を演じた毎熊は、一見身勝手にも映る彼について「克彦は、遊び半分とかではなくて、本当に妻との関係を重視していて、妻を本当に愛してるんですよね。それなのにうまくいってない」と分析。その危うさの奥にある純粋な愛情を汲み取って演じたという。
一方、月子を演じた小島は、シャトウで変化していく彼女について「自分の体を解放して知っていくことで、自分の喜びを知って、月子の中でより、愛を返したいっていう気持ちが大きくなった」と語る。さらに小島自身も、性を「心のコミュニケーションでもあるし、心と体が繋がってこその愛のコミュニケーション」と捉えており、月子の“解放”を単なる性的な変化ではなく、自分自身を知る過程として演じていると胸中を明かしている。
映像化不可と言われた渡辺淳一原作を娘が映画化。現代を生きる人々に響き沁みわたる切実な愛の物語『月がみている』は、11月20日(金)全国公開。

『月がみている』
11月20日(金) TOHOシネマズ シャンテほか全国公開
配給:キノフィルムズ
(c)2026「月がみている」製作委員会
