韓国映画『告白、あるいは完璧な弁護』ユン・ジュンソク監督、ソ・ジソブへのオファーは手紙でプロポーズ!

韓国興行収入初登場1位、『王になった男』、『神と共に 第一章:罪と罰』、『神と共に 第二章:因と縁』のリアライズピクチャーズ製作の大ヒットサスペンス・スリラー『자백(原題)/CONFESSION(英題)』が、『告白、あるいは完璧な弁護』の邦題で、6月23日(金)より全国公開! このたび公開直前となる6月8日(木)に先行上映イベントが開催された。

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本作をいち早く上映する機会となったこの日、ユン・ジュンソク監督が韓国よりオンラインで参加! 本作の製作に至った経緯や、主演のソ・ジソブをはじめ役者陣の魅力についてもたっぷりと語った。


まずは本作を撮ろうと思ったきっかけについて聞かれると、「原作の映画(『インビジブル・ゲスト 悪魔の証明』)があって、それを観てとても良いテーマだと思いました。これを韓国式の設定に落とし込んで映画を作ってみたいと思ったのがきっかけです。」と語った。今作がサスペンス作品初となる、ユ・ミンホ役のソ・ジソブを密室殺人の容疑者という難役にキャスティングした経緯について、「実はオファーするときに、久しぶりに手紙を書いたんです。」と脚本と一緒に手紙を添えてオファーしたエピソードを披露。ソ・ジソブに演じて欲しいという熱心な想いを込めたことを「プロポーズと言ってもいいほどの手紙でした。」と明かした。また、「彼は人としても俳優としても、とても素敵でそして格好いいんです。この映画では今までの彼の魅力とはまた違った魅力を何重にも引き出すことができ、それは作品にとっても良い影響を与えたと思います。」と語った。

本作の重要な役どころの一人で、ユ・ミンホが身の潔白を証明するべく弁護を任された無罪率100%の敏腕弁護士、ヤン・シネを演じたキム・ユンジンについては「ソ・ジソブさんももちろんなのですが、代わりのいない唯一無二の存在というのはキム・ユンジンさんも同じでした。彼女はどんな役柄に対しても対応できる能力を持っていて、ヤン・シネ役を演じられるのは彼女しかいないと思いました。」と絶大な信頼を寄せていた様子。またユ・ミンホの不倫相手で、密室殺人事件の被害者キム・セヒを演じたナナについては「(キム・セヒ役は)中々いい方が決まらず決まるのが一番遅かった。撮影当時はまだ演技の経験が少なかった彼女でしたが、会った時に彼女の醸し出す雰囲気や目つきに”キム・セヒにぴったりだ!” と感じることができました。彼女が現場で見せた集中力や演技に対する心構えは素晴らしいものでした」と語った。

自身が脚本も務めた中、緻密なストーリーを作る上で欠かせなかったという撮影の入念なリハーサルについては、「クローズアップで撮るシーンが多かったので、俳優たちに『ここでこの人がこういう表情をします』といった、細かいところまで指示をしたかと思います。特に韓国では、実はここまで細かく何度もリハーサルをするのは俳優たちはあまり慣れたことではないんです。しかしこの映画にはそれが必要だということを彼ら自身も強く感じてくれていたと思います。」と、監督、俳優陣の並々ならぬ意気込みを感じられるエピソードを披露した。さらに「今回、脚本を書くにあたって一番集中したことは、事件の内容そのものではなく、登場人物たちのキャラクターに力を入れました。登場人物の感情がより豊かになることでキャラクターがさらに生きてくると思い、ストーリーの起承転結だけではなくキャラクターの持つ”痛み”や”葛藤”、”苦悩”といった感情をより出したかったんです。それを元に現場ではディレクションを行いました。」と作品に込めた想いを語った。

最後に観客に向けたメッセージとして「僕たちが作ったこの映画が日本で公開されることを本当に嬉しく思っております。今日は日本の皆さんに観ていただける初めての機会ということで、僕自身もとっても胸がドキドキします。1人でも多くの方に韓国の俳優の演技力を見ていただきたいです。」と熱いメッセージを送りイベントは幕を閉じた。


『告白、あるいは完璧な弁護』
6月23日(金)全国公開

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