Netflix「イカゲーム」の001おじいさん、「『有名人も大変なんだな』と思うようになった」

Netflixの大ヒット番組「イカゲーム」でプレイヤー001ことオ・イルナムを演じるオ・ヨンス(77)が、MBCの番組「撮るなら何する?」に出演しました。

Netflix Korea Instagram

彼はフライドチキンのCM出演のオファーをはじめ、受けたCMのオファーをすべて断ったことを告白。

「大勢の人から連絡が来ています。私にはマネージャーがいないので、大量の電話やメッセージを処理するのは大変なんだ。だから、娘が手伝ってくれているんです」

「随分と変わりましたね。カフェなどに出かけるときも、(人にどう見られるか)を意識しなければならなくなりました。『有名人も大変なんだな』と思うようになりました」と説明しました。

また、撮影の合間に俳優たちが実際にダルゴナゲームをしていたことを明かしました。

「そういう役者もいましたね。このドラマを撮影している間、役者全員が子供の頃に戻ったような気分になりました。子供のように楽しく遊んでね。それは幸せな時間でした」と語っています。

また哲学的な話も。「私たちの社会では、1位だけが認められ、他の人は重要ではないかのように言われます。1位だけが存在し、2位は意味がないかのように。けれど、2位が1位に負けたとしても、3位には勝っている。つまり、全員が勝者なのです。だからこそ、自分のやりたいことを一生懸命やって、自分のベストな状態に到達しようとしている人が真の勝者だと私は思うんです。そういう人が勝者であるような気がします」

「私には大した野望はありません。大なり小なり、これまでいろいろなものをもらって生きてきました。今度はそのもらったものを残していきたいですね。例えば、山に行って花を見たとしましょう。若い頃は、その花を摘んで自分のものにします。でも私のような年齢になると、その花をそのままにしておいて、後でまた見に行く。人生も同じですよね。あるがままにしておくこと。それは簡単なことではありません」

年の功だけではない深い言葉の数々、胸にひびきます。

ページ上部へ戻る