映画『ボヘミアン・ラプソディ』の成功で大金を手にしたあの女性とは…

今年11月で、映画『ボヘミアン・ラプソディ』の公開から3年。「Daily Mail」によると、映画の世界的な大成功とともに、クイーンのメンバー3人にも莫大な利益をもたらしたのだそう。

Bohemian Rhapsody Instagram

『ボヘミアン・ラプソディ』は、日本でも社会現象となるほどの成功を収め、世界的にも大ヒットを記録。全世界での興行収入、DVD、ストリーミング収入で約10億ポンド(約1,500億円)を稼ぎ出しました。また、クイーンの音楽をダウンロードする人が急増するなど、クイーンブームが到来。映画以外でも莫大な利益を生み出したのです。

今回、明らかになったのがクイーンのメンバー、ブライアン・メイ(73)、ロジャー・テイラー(71)、ジョン・ディーコン(69)の3人の会社である「Queen Productions」の会計報告で、2020年の1年間に2,000万ポンド(約30億円)の配当金が支払われたということ。今回のこの配当を加えると、映画によって、同社には総額で4,000万ポンド(約61億円)近くの配当金が支払われたのだそう。3人のメンバーは『ボヘミアン・ラプソディ』が公開されてからの2年間で、それぞれ989万ポンド(約15億円)の配当金を得ている計算になります。

フレディの遺言で10億円が

また、意外な人物も大金を手にしたことも明らかに。クイーンのメンバーそれぞれが約15億円近くを手にする一方で、フレディ・マーキュリーの元婚約者メアリー・オースティンさんは、映画制作には何の役割も果たしていないにもかかわらず、2年間で700万ポンド(約10億円)を得ていると同サイトは報じています。

なぜなら、会社はクイーンのメンバーで4分割されており、3人を除いた残りの4分の1はフレディ・マーキュリーの遺言の受益者に送られるからなのだとか。

フレディの遺言によると、彼はクイーンによる将来の収入の50%をメアリーに、25%を両親に、残りの25%を妹が得るように遺言を残していたそう。それ以外にも、2,000万ポンド(約30億円)の西ロンドンの豪邸と、彼のアートコレクションやルイ15世の家具などをメアリーが相続したそうです。

メアリーはバンドのメンバー3人とはコンタクトを取っておらず、2013年に行われた貴重なインタビューでは、この遺産を巡って、3人を含む側近たちと自分との間で、確執があったことを認めています。

インタビューでメアリーは、6年間一緒に暮らした後、フレディが自分の性的嗜好について告白したことを思い出したとコメント。「彼が『僕はバイセクシャルだと思う』と言ったので、私は『あなたはゲイだと思う』と言ったわ。他には何も言われなかった。私たちはただ抱き合っていたの」と語っています。

この会話の後でもフレディは、まだ彼女を愛し、必要としていると主張し、彼女のために近くのアパートを購入したのだとか。メアリーさんには画家のピアーズ・キャメロン、実業家のニック・ホルフォードと2度の結婚をへて、現在はシングルのようです。

「私はメアリーとのように男性と恋に落ちることはできなかった」と語っていたフレディ。メアリーさんにとっては、そこまで彼に思われたことがお金には変えられない宝物なのかもしれません。

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