『クイーンズ・ギャンビット』のアニャ・テイラー=ジョイ、友達は植物や動物、ハリポタのキャラ

Netflixのドラマ『クイーンズ・ギャンビット』で大ブレイクしたアニャ・テイラー=ジョイ(25)が、米誌『ELLE』の表紙を飾りました。

Zoey Grossman Instagram

放送開始から28日間で6,200万人のNetflix登録者が番組を視聴したという驚異的な数字を記録した『クイーンズ・ギャンビット』。その影響力はすさまじく、チェスセットメーカーの売上が同時期に87%も急増するなど、一大旋風を巻き起こしました。

◆バラク・オバマ元米大統領もファン

米誌『ELLE』のインタビューでは、一躍人気スターとなった自身の変化をどう受け止めているか赤裸々に語っています。

「特に最初はとてもシュールだったわ。なぜなら私は毎日靴なしで過ごしていたから」。北アイルランドのマイナス3度という寒さのなか行われていた『The Northman(原題)』の撮影中に、シリーズの成功について知らされたのだとか。

「家に帰って、 『たくさんの人が番組を見た』 というようなメッセージを見たの…でも私は数字に弱いのよ。自分で想像できる数字といえば、例えばスタジアムの収容人数くらいね」

そんな彼女も、バラク・オバマ元米大統領(59)が2020年のお気に入りテレビ番組のリストに『クイーンズ・ギャンビット』を挙げているのを見たり、パティ・スミス(74)が番組のファンだと聞いたりしたことで、ドラマの人気に対する現実味が湧いてきたそうです。

友達は植物や動物いじめも…

スコットランド系アルゼンチン人の父、ザンビア系スペイン人の母を持つ彼女が生まれた地はアメリカ・フロリダ州。その後、家族でアルゼンチンへ移住。5人のきょうだいらと共に、動物に囲まれた牧歌的な幼少時代を過ごしたのだとか。「姉が学校に行くと、野良猫を連れて帰ってきたわ。近所の人がアヒルの子を飼っていたので、14羽ものアヒルの子が私についてきたの」

6歳のとき、一家はロンドンへ引っ越しました。「ハリー・ポッターに出てくるキャラクターは、私の友達だと冗談で言っているんだけど、それって本当なの。イギリスでの最初の2年間は、植物と一緒に手を叩くゲーム(強く叩くと拍手が返ってくる)をしたり、文字の読み方を学んだりしていたわ。それが私という存在だったの。他の子供たちとは遊んだりしなかった。私ってごく普通の子供だったのね」と、冗談めかして語っています。

「勉強が好きで、歴史の先生(ミセス・ディッチフィールドに感謝)とは特別な関係を築いていたわ。でも学校でのいじめがひどくて、16歳で退学することになったの」

以前、学校でロッカーに閉じ込められたり、目の位置が離れていることを馬鹿にされたりしたことを打ち明けていたアニャ・テイラー。いじめについて、いまは語りたくないのだそう。その理由はトラウマになっているからとか、世間に公表したくないからではないと言います。子供たちが格好の標的に群がる心理を理解し、憤りを感じることもなくなったそうです。

そんな彼女を支えたのが演じることでした。

「それ(演技)が私の背中を押してくれたの」。「ベス(『クイーンズ・ギャンビット』でアニャ・テイラーが演じる主人公)がチェスを必要としたのと同じように、私には演技が必要だった。私は、自分が評価され、感謝される場所を信じる必要があったの」「18歳のときに映画『ウィッチ』の撮影現場で経験した優しさは、”本当に、本当に長い時間の中で初めて息を吸ったような感覚 “だったわ」

『クイーンズ・ギャンビット』の続編の可能性について否定はしていないアニャ・テイラー。期待したいですね!

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