パリス・ヒルトン、10代のときに受けた虐待について告白

パリス・ヒルトン(39)がYouTubeで自身のドキュメンタリー番組『This is Paris』を9月14日に配信。10代のときに受けた虐待について明らかにしているというこの番組の配信を前に、米誌『People』で自身の経験について語りました。

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2003年にリアリティ番組「シンプルライフ」で一躍有名になる数年前の10代の頃、パリスはマンハッタンのウォルドーフ・アストリア・ホテルに両親、そして弟妹たちと一緒に住んでいました。

後にパリスはユタ州の寄宿学校に入学。この学校で精神的、身体的に虐待を受けていたのだとか。

「私はあまりにも長い間、自分の真実を隠していたの 」「けれど、私は自分が強い女性になったことを誇りに思っているわ。人々は私の人生がすべてラッキーでうまく行っていると思うかもしれないけれど、私自身は本当に自分が何者であるかを世界に示したいと思っているの」

パリスはこんなふうに同誌に語っています。

「こっそり抜け出してクラブやパーティーに行くのはとても簡単だった」と「私の両親はとても厳しかったので、私は反抗したくなったのよ。両親は私の携帯電話を取り上げたり、クレジットカードを取り上げたりして私を罰したけれど、それはうまくいかなかった。それでも私は一人で外出していたの」と当時を振り返っています。

そんなパリスの生活を正すため、両親によって入学させられたというユタ州の寄宿学校「プロボキャニオンスクール」。パリスによると、この学校では目が覚めてから寝るまで、一日中叫ばれたり、怒鳴られたりと拷問の連続だったといいます。

学校側に同誌がコメントをもとめたところ「もともと1971年にオープンしたプロボキャニオンスクールは、2000年8月にその前の所有者によって売却されました。そのため、それ以前の運営や患者の体験についてはコメントできません」という返事が返ってきたそう。

パリスは学校の状況を両親に伝えようとしたそうですが、何の成果も得られなかったそう。「家族と話す機会はほとんどなかった」「私たちは外の世界から切り離されていたんです。一度話そうとしたときには、もう一度言うのが怖くて言えないくらいのトラブルに見舞われたわ。電話を取り上げられたり、私が書いた手紙を破られたりして、スタッフからは『誰も信じてくれないよ』と言われたのよ。そして、スタッフは子供が嘘をついていると親に伝えていたの。だから両親は何が起こっているのかが分からなかった」と明かしています。

1999年、18歳になったとき、この寄宿学校を辞めてニューヨークに戻ったというパリスですが、自分の経験を誰かに話すのが怖くてたまらなかったため、明かさなかったのだとか。

「私は彼ら(寄宿学校)に責任を負わせたい。そして、同じような経験をした子供たちや大人たちの代弁者になりたいの。こうした施設は永久にやめて欲しいし、それを実現するためにできることは何でもするわ」

20年以上経った今、ドキュメンタリー番組を撮影し、これまでの自分の人生を振り返る中で、パリスは自分の過去のトラウマについてようやく心を開くことができたと語っています。

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