セクハラ疑惑の渦中にあるジェームズ・フランコ、オスカーへのノミネートは?

今月開催されたゴールデングローブ賞授賞式では、映画部門のミュージカル/コメディ部門で主演男優賞を受賞したジェームズ・フランコ(39)。
Newscom/Zeta Image
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▲ジェームズ・フランコ。


授賞式に「Time’s Up」(もう終わりにしよう)のピンバッチをつけて出席したことがきっかけとなり、彼にセクハラを受けたという女性が名乗りでました。
彼を告発した女性たちは女優や、彼が主宰する映画学校の生徒ら5人。そのうちの1人は映画の中で売春婦の役を演じた際、性器を隠した前貼りを外されたりするなど、自身の立場を利用したジェームズのセクハラの被害にあったと明かしました。
その後に行われたクリティクス・チョイスアワードにおいてもジェームズは主演男優賞を受賞。ところが、このセクハラ疑惑の影響が大きかったためか、授賞式を欠席していました。
20日、全米各地で行われた「ウーマンズ・マーチ」では、スカーレット・ヨハンソン(33)が名前こそ出さなかったものの、スピーチで「ピンバッチを返して欲しい」などと批判の声をあげ、注目の的に。
そして23日(現地時間)、ロサンゼルスにて発表されたアカデミー賞ノミネーションでは、ジェームズの名前はなしという事態に。
ジェームズ自身はセクハラ疑惑について否定しましたが、現在の世論からすると形勢不利なのは一目瞭然。疑惑が浮上した直後から、賞レースに影響を与えるのではないかとも言われていましたが、その通りの結果となりました。
昨年、米紙「ニューヨーク・タイムズ」が告発したことで明らかになった映画プロデューサー、ハーヴェイ・ワインスタイン氏のセクハラ疑惑に端を欲して、アメリカのショウビズ界、ファッション界、はたまたITビジネスの世界とジャンルを問わずに社会問題化しているセクハラ問題。
男性への性的暴行容疑がかけられたケヴィン・スペイシー(58)は出演した映画で登場シーンがカットされ、主演の人気ドラマ『ハウス・オブ・カード野望の階段』を解雇。彼の俳優生命は絶たれたともいわれています。
今後ジェームズがどんな動きに出るのかーー注視したいものです。

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