ブラッド・ピット「戦車の中はクサかった」映画『フューリー』記者会見

15日、映画『フューリー』の記者会見が行われ、ブラッド・ピット(50)とローガン・ラーマン(22)が登壇しました。
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映画『フューリー』は第二次世界大戦末期、最後の抵抗を繰り広げるドイツ軍に、「フューリー(=激しい怒り)」と命名された戦車で立ち向かった 米軍兵士 5 人の想像を絶する一日の出来事を映し出した物語。製作総指揮・主演をつとめたブラッドはリーダーのウォーダディー役、ローガンは戦場に出るのは初めてという新兵ノーマン役を演じています。
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ブラッドは編集の段階から何百回もこの作品を見てきたそうで、「生々しくて、緊張感があって、まるで兵士として戦争を体験しているような映画になったと思う。兵士の過酷の状況が現すことができた」と出来映えに満足している様子。
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戦車の中での撮影は「戦車は人間が住むようには作られていない。だから居心地はよくないよ。ハッチで指をはさんでしまう可能性だってあるし、狭いし、音もうるさい。そこに大の男が5人もいるんだから、すごくクサイよ」と、その過酷さについて語っていました。
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この映画はリーダーシップを描いたもの、と言うブラッドは、「ウォーダディーは激戦のなかで部下の士気を高めなきゃいけないし、厳しく、素早く決断し、その決断に確信をもっていなきゃいけないんだ。彼だって迷いだってあるだろうけど、リーダーとしては弱さを見せられない。ならば彼はその迷いをどこで発散するのか、そういう精神的な意味でもリーダーシップという題材はおもしろい研究だと思った」と、映画の魅力をアピール。
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この作品のために、出演者は合宿も行い、そこではお互いのサポートなしにはできないような無理難題が挑むことで、それぞれが役になりきり、ひとつのチームとなれたのだとか。新兵役のローガンは、脚本を読んだときからむずかしい役だと思ったそう。
「彼はそれなりの理想を持って戦地にやってきたし、人を殺したくないのに1日で殺人者にならなければならない。それぞれのシーンで自分が変貌を遂げていることをわかってもらえるように要所要所で違いを演じる難しさもあった。そのうえ彼は新米だから、現場でも僕は新米扱いで大変だったよ(笑)」と、映画の中だけでなく撮影現場での大変さも暴露。

今回10回目の来日となるブラッドは、「日本が大好き。子どもたちからはオモチャを買ってきて欲しいといわれている」と子どもたちが日本のおみやげを楽しみにしていることも明かしていました。
『フューリー』
11月28日(金)TOHO シネマズ 日劇他全国超拡大ロードショー
配給:KADOKAWA
公式サイト

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