アマンダ・セイフライド「リンダ・ラヴレースは羨むようなバストの持ち主」

映画『ラヴレース』で伝説のポルノ女優、リンダ・ラヴレースを演じたアマンダ・セイフライド。彼女が役づくり、リンダ・ラヴレースについて語ったインタビューが届きました!!
©2012 LOVELACE PRODUCTIONS,INC.ALL RIGHTS RESERVED
ラヴレース:メイン2


Q:あなたは1985年生まれですが、今回のプロジェクトの前はリンダ・ラヴレースや映画『ディープ・スロート』のことを知っていた?
アマンダ:
いいえ。この映画のために『インサイド・ディープ・スロート』を観るまでは、映画のこともリンダ自身のことも何も知らなかった。だから両親にも当時の反響を聞いたりして(笑)。監督のロブとジェフリーが彼らの集めた膨大な写真やフッテージ、本などの資料を私に見せてくれたし、私自身も彼女が出た映画をほとんど全部観て役作りをしたの。
©2012 LOVELACE PRODUCTIONS,INC.ALL RIGHTS RESERVED
ラヴレース:5
Q:なぜこの役に惹かれたのでしょう?
アマンダ:
私はチャレンジングな役が好きなの。特に実在の人物を演じる場合は責任を感じるから怖くもある。だから大きな挑戦だけど、エキサイティングでもあるわ。彼女はポルノ業界のスターだっただけに資料もたくさん残っているから、そういう点でキャラクター作りはあまり難しくないと感じた。それにこの映画のスタッフは素晴らしい人ばかりだったから、そんなに心配はしていなかったの。共演者もみんな優しくて、シャロン•ストーンは撮影の当初からとても励ましてくれたのよ。
©2012 LOVELACE PRODUCTIONS,INC.ALL RIGHTS RESERVED
ラヴレース:2
Q:リンダ・ラヴレースの印象は?
アマンダ:
リンダは信じられないほど寛容で、人の意見に対する理解力があり、ある意味とてもストイックだったと思う。信じられないほどにね。物を投げつけられたり、裏切られたり、ののしられたり、一挙一動について質問されたり、それはとても腹立たしいことなのに、彼女はそのような人にも優しく、愛情をもって接したの。さらに驚くことに、彼女はただ友達や子供、幸せな結婚生活が欲しかったの。それだけを望んでいたのよ。 
©2012 LOVELACE PRODUCTIONS,INC.ALL RIGHTS RESERVED
ラヴレース:サブ1(軽)
Q:役作りの上でリンダ自身からどんなインスピレーションを得ましたか?
アマンダ:
彼女が持っているサバイバルの能力に感化されたわ。すごく悲劇的な人生を体験したにもかかわらず、彼女はそこから抜け出して最後には自分の家族を持つことができた。彼女が経験してきたことはとても困難なことだけれど、それを語ることを恐れず、他の女性たちとシェアすることを恐れなかった。だって女性なら誰でもポルノ業界で搾取されることを望みはしないでしょう? そういう彼女の勇気や行動力にはとても触発されたわ。決して楽な人生ではなかったけれど、彼女は他の女性たちのことも理解し、世界に居場所をみつけることができた。ポルノ産業で強要され、利用された後にも関わらず…。それは誰にでもできることじゃない。それに思春期の頃、彼女はとても純粋だったけれど、両親からはあまり顧みられなかったから、そういう生い立ちが彼女の性格に影響を与えたと思うわ。
©2012 LOVELACE PRODUCTIONS,INC.ALL RIGHTS RESERVED
ラヴレース:サブ2(軽)
Q:肉体的な面でもリンダ自身を意識して役作りをした?
アマンダ:
ええ、リンダの物腰や声を真似て役作りをしたつもり。とても興味深かったわ。彼女は背が高くて、羨むような素晴らしいバストを持っている(笑)。そういう肉体的な存在感を出すのは難しかった。
©2012 LOVELACE PRODUCTIONS,INC.ALL RIGHTS RESERVED
ラヴレース:3
Q:演じるにあたって最も気を付けたことは?
アマンダ:
本質をとらえること、それが最も重要だった。髪や目、口紅の色が正しくて、そばかすがあっても、彼女自身になりきらなければ何の役にも立たないもの。それにこの映画は、彼女の視点から語られるので、彼女が経験したことすべてを確認する必要があったの。そして彼女を正しく評価し、彼女に喜んでもらいたかったの。彼女自身はもういないけれど、彼女の家族の協力はとても重要だったし、それが得られたということは、かけがえのないことだった。核心を伝えるためにはドラマ性が必要。でもこの映画は決して架空の物語じゃない。実在した人物が実際に経験した物語なのよ。
©2012 LOVELACE PRODUCTIONS,INC.ALL RIGHTS RESERVED
ラヴレース:4
Q:暴力的な夫チャックを演じたピーター・サースガードはどうでしたか?
アマンダ:
ピーターがすごいのは、カリスマ的な魅力を持っている男から、一瞬にしてひどく暴力的な男に豹変してしまえること。チャックという男は、普通の人には理解できないような多重人格的な性格の持ち主だった。ピーターは、そんな難しい役を完璧にこなしきったのよ。
©2012 LOVELACE PRODUCTIONS,INC.ALL RIGHTS RESERVED
ラヴレース:6
Q:’70年代のきらびやかな衣装や雰囲気は役作りの手助けになった?
アマンダ:
ええ、とても。コスチュームって本当に大切だし、まったく別人になった気分でとても楽しかった(笑)。同じ洋服を着ていなかったら、同じようにダンスはできないと思うの。コスチュームや外観にはそれぐらい特別な影響を与えられるもの。俳優にとっては役に入り込む大切な要素よ。
©2012 LOVELACE PRODUCTIONS,INC.ALL RIGHTS RESERVED
ラヴレース:1
Q:若い頃とても純粋だったリンダがなぜポルノ業界に入り、あれほど大胆な行動をとったのでしょう?
アマンダ:
彼女は純粋だったと思うけれど、カマトトだったわけではないわ。映画のなかでも、リンダが厳格な家庭に育ち世間知らずでとても純真で、人から認められたがっていたということが表現されているけれど、恋人に認められたいと思ううちにどんどん大胆になっていったのではないかしら。彼女がどのぐらい楽しんでいたのか、私にはわからない。当時、人々とどんな関係にあったのかも。私はリンダを全くナイーブなだけの存在にはしたくなかった。それでは退屈なだけだと思うから。自分で決断してやったこともあるはずよ。白黒どちらかに偏った人にはしたくなかったの。グレーの部分があることは大切だから。
Q:この映画の見どころは?
アマンダ:
この作品はリンダという女性の人生の旅とリンダとチャックという信じられない二人の関係を描いている。それぞれのキャラクターを掘り下げ、リンダの物語をもっとも良い形で伝えていると思う。リンダのサバイバルだった人生、勇気を観て欲しいです。
©2012 LOVELACE PRODUCTIONS,INC.ALL RIGHTS RESERVED
ラヴレース:メイン
『ラヴレース』
2014年3月1日(土)ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国順次ロードショー
配給:日活
公式サイト

ページ上部へ戻る