鏡開きにもゴキゲン。メリル・ストリープ記者会見

映画『マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙』のPRのため来日中のメリル・ストリープ&フィリダ・ロイド監督。昨日の舞台挨拶に引き続き、本日は記者会見に登場!!
IMG_3225
▲大ヒットを願い、鏡開きも行われました!!


IMG_3177メリル&ロイド監督は本日も笑顔。メリルは最初メガネをかけていました。
Q 役づくりで大変だったことを教えてください。
アメリカ人の私が、マーガレット・サッチャーという、愛されると同時に批判もされたイギリス人の首相を演じることだけでも大きなチャレンジでした。さらに、彼女が歳をとってからのシーンもあるのですが、その部分はほとんどの人が知らないし、彼女の日常も知られていません。それを融合させるのがむずかしかったですね。
Q 女性としてのサッチャーさんはどんなところが魅力的だと思いますか?
首相になっても女らしさを失わなかったのは彼女の素晴らしいことのひとつだと思います。政治の世界は男社会。だから女らしさを捨てたいと思ったときはあったと思います。でも彼女はハンドバッグを持ち、いつもヒラヒラしたブラウスを着ていたわ。そして彼女は涙とか笑いというような女らしさ、女の弱々しさは決して人前では見せなかった。だからアイアンレディと呼ばれたんです。
監督 彼女の魅力は自分の生まれを決して忘れなかったこと。普通の人間の気持ちがわかる人だったことではないでしょうか。
IMG_3203
▲フィリダ・ロイド監督(54)はミニスカートで登場!!
Q 映画の中で最もこだわったシーンは?
監督 メリルに聞いたら、恐らく最初の3日間が大変だったと言うと思います。時間がなかったので、最もむずかしいシーンを最初に撮ったものですから。議会、党内で彼女が支持を失っていく様子です。
それは撮影2日目ね。映画自体も、彼女の思い出と現実が交互に進行していくので、流れをつかむのがむずかしかった。さらに、自分の右腕のような立場の内閣の大臣たちともまだあまりなじみがなかったので、会議中に彼らに怒るシーンを共演者をよく知らない状態で演じるのもむずかしかったわ。でも、あの会議のシーンには出席者の1人が現場にいてくれて、あのときの雰囲気を覚えていたのでとっても助かりました。この映画は本当によいアドバイザーに恵まれたわ。サッチャーさんの敵だった人、側近だった方々がアドバイスをくれました。
Q 日本の野田首相にアドバイスするとしたら?
もし、演技についてアドバイスをお求めなら、アドバイスできますよ(笑)
という質疑応答の後、ステージ上にはイギリスの国旗模様入り酒樽が登場!! メリルと監督が「大ヒット!」というかけ声とともに木槌を振り下ろしました。ステージに酒樽をセットする間、2人は1度、記者会見場の外へ。「大ヒット!」というかけ声の練習をしている声が聞こえてきました。
フタを割った後、メリルはお酒をなめてみたりとかなりノリノリでしたよ!!
IMG_3216IMG_3212
メイン画像-1
『マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙』
3月16日(金)TOHOシネマズ日劇ほか 全国ロードショー
配給:GAGA
©2011 Pathé Productions Limited , Channel Four Television Corporation and The British Film Institute.

ページ上部へ戻る