『J・エドガー』主演、レオナルド・ディカプリオのインタビューを入手!

1月28日(土)公開の映画『J・エドガー』はクリント・イーストウッドとレオナルド・ディカプリオが、初めてタッグを組み、FBIの初代長官であるJ・エドガー・フーバーの生涯を描いた作品。物語は人生の終盤に差しかかったフーバーが、部下に命じて回顧録を書き取らせるというスタイルで、彼の表の経歴ともに、その裏側にある野望、企み、葛藤、苦悩を描いています。
レオはフーバーの20~70代を1人で演じており、役になりきるため特殊メイクや富士額の髪を抜くことまでしたのだそう。惜しくもゴールデン・グローブ賞は逃しましたが、悲願のアカデミー賞受賞なるかにも注目!!
c2011 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC.
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『J・エドガー』
1月28日(土)丸の内ピカデリー他全国ロードショー
オフィシャルサイト
facebookファンページ:http://www.facebook.com/jedgarjp
配給:ワーナー・ブラザース映画


そんなレオのインタビューが届きました。
Q:クリント・イーストウッド監督との仕事はいかがでしたか?
レ:彼の映画作りには非の打ちどころがない。直感を信じているからね。自分の勘を大事にしているんだ。モニターの前に立って、僕らを見ながら、スクリーンを通して観た時にこれでいいかどうかを自分自身に問いかけているんだ。自分の感覚を信じているんだ。そんな人と一緒にいられるなんて、とても素晴らしいことだよ。
フーバーはアメリカ人にとってとても重要な人物だ。それだけに、脚本家のダスティン・ランス・ブラックには、かなりのリサーチが要求されたよ。ランスは僕がフーバーをどう演じるか、アメリカ史の様々な時代とそこで起こった重要な出来事を通じて僕らがどんなトーンでこの作品を描き出すのか、どんなドラマを生み出すつもりなのか興味を持っていたね。
クリントは僕らとチームを組んで、アイデアに耳を傾けて、一緒にこの映画を作ろうとしてくれたんだ。僕にとってこれがクリントとの初作品で、唯一のコラボレーションでもあるけれど、僕らの間には本当の信頼関係があったし、目標や意図を互いに共有し合って最高の映画作りを目指すことができた。僕が必要としている以上のすべてを彼は与えてくれたね。
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Q:FBIが今のような巨大組織に変わっていく様子も描かれ、興味深いです。
レ:フーバーは強迫神経症気味なところがあって、部下たちの外見に対しても執拗なこだわりを持っていたんだ。FBI捜査官はこうであるべき、というね。髪の毛もフサフサで、背も高く、筋肉質で、ヒゲもきれいに剃っているべきで、いつもスーツ姿で、大卒以上でなければならない。それに喋り方も丁寧で、若手政治家のような部分を持ち合わせることを要求したんだ。そうやってアメリカ警察のイメージを一変させた。彼が作り出した捜査官たちが何をしていたのかは、現在でも謎に包まれている。彼らが実際に裏で何をしていたのかはわからないままだけど、彼らが偏在していたのは事実だ。どこにでも現れて、職務を遂行し、秘密裏に相手を調べ上げていた。フーバーは最も組織だっていて、効率的で、最高と言われた連邦警察と警察を作り出した男なんだ。
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Q:J・エドガーが亡くなるまで仕え続けた、ナオミ・ワッツが演じるヘレン・ガンディは、どのような人物だったのでしょうか?
レ:素晴らしい才能の持ち主で、努力家で、役者観を共有できる女性だ。ナオミ・ワッツは最高の女優だし、ヘレン・ガンディも素晴らしい女性だったんだよ。全身全霊で打ち込んでいたし、プロとして仕事をこなしていたね。フーバーが弱さを垣間見せる時には、必ずヘレンが傍で彼を守っていたんだ。だからフーバーは彼女に全幅の信頼を寄せていたんだよ。彼が脆いところを曝け出せたのは彼女だけだったのだろうね。あと母親だ。母親は絶大な影響を与えたからね。
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Q:J・エドガーの母 アニー・フーバーは彼に大きな影響を与えているように感じますね。
レ:ジュディ・デンチが僕の母親役を演じているよ。まさにフーバーの人生に大きな影響力を与えた女性だ。彼の政治的決断も、野心にも、多大な影響を発揮した。彼の野心を煽った人物さ。堅実さと真面目さで失望と混乱の時代を生き抜いてきたんだよ。それにフーバーは常に母親の助言を求めていたし、母親は息子の政治意欲を駆り立てていたんだ。彼女はステージママに似ている部分があると思うね。ワシントンで暮らしていただけに、息子にはフーバーの名を有名にして、この街の権力を手に入れて欲しいと望んでいたんだ。
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ドラマや映画でおなじみのFBIですが、その成り立ちや科学捜査、さらに正義の味方というイメージも、ベースにはフーバーの存在があったことがわかり、興味深いです。
さらに、レオが演じる、フーバー晩年の姿ももちろんですが、ナオミ・ワッツ、アーミー・ハマーらが演じる周囲の人々の晩年もかなりインパクト大!!

(makiko)

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