ジャック・バウアー、六本木で軽く迷子になっていた!! 『24』キーファー・サザーランド記者会見レポ

日本でも社会現象を巻き起こしたドラマ『24-TWENTY FOUR-』。あのドラマもついにファイナルシーズンのレンタルがスタート!! それを記念してジャック・バウアーこと、キーファー・サザーランドが来日し、16日に記者会見に出席。そこではどうやら映画化の話、テレビシリーズの思い出などが語られたよう。その記者会見レポが届いたのでご紹介します!!

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ーーまずは日本のファンにご挨拶をお願いします。
「24」は自分のキャリアにとっても、人生にとっても、本当に大きな大切な仕事になりました。その理由は海外での成功があったと思っています。世界での成功の大きなきっかけは日本でした。日本をきっかけにして、アジアにも広がっていきました。それらが、自分のキャリアを築いたことにつながっていると思うと、「24」を応援してくださったみなさまに、心の底から感謝をしたい。本当にありがとうございました。

ーー5年ぶりの日本の印象は?
昨日着いたばかりですが、ホテルが前回と違う六本木でした。昨夜、1人で、髭剃りクリームや剃刀を探して歩いてみたのですが、日本語がわからず困っていると、自分のことを知らない人が親切に助けてくれました。知らない人が助けてくれて、一人で歩ける国は日本以外にはないとつくづく感じました。

☆ここから会場からの質問

ーー2011年のお正月にシーズン1~7を1週間ぶっ通し放送し、それがギネス記録として、認定されることに関してどう思いますか。
先ほども日本のみなさんのサポートがあったことを言わせてもらいましたが、そうやってオンエアしてくれるということで、裏付けられる気がします。1週間で全部ぶっ通しというのを、どれくらいの方が観られて楽しんでいただけるのか、楽しみなので、そういった企画をしてくださったことに感謝します。

ーーファイナル・シーズンではジャックのお孫さんが出てきますが、ご自身にもお孫さんが実際にいるのですよね。接し方とかで参考になったことはありましたか。

自分に孫がいることで、直接的に影響を受けたところはありません。ただ、孫役を演じた子役はとても可愛いらしかったですね。自分の一番下の娘ももう大学を出ているので、孫役の女の子がクレヨンでお絵かきをしているのを見るととてもなつかしく思いました。シーズン5〜7で、ジャックを取り巻く環境はかなり暗い雰囲気になり、娘のキムも自分の手から離れてしまい、すべてを取り戻したいと思っていました。だから、父の立場で娘にできなかったことをおじいさんの立場から孫にしてあげたいというのが、ジャックの中にあるんですね。そういった状況で、ファイナル・シーズンは進んでいきますが、結局いつも通り良い方向にはいかなくなってしまいます。そして自分の孫、娘のために戦うジャックの内面をみることができます。

ーー撮影が終わった最後の瞬間の心境は?

「24」は、シリーズの1からずっと同じスタッフでやってきて、そこで、16組のカップルができ、30人の子供が生まれ、家族以上の絆が生まれていた。6ヶ月前から最終日が来るという心の準備はしていましたが、撮影終了後にクルーに自分の感謝の気持ちを話していたときに、カメラマンの一人と目が合い、抑えていた想いが溢れてきてしまって、うつむかないと話せないくらい涙ぐんでいました。そのくらいエモーショナルな日でした。「24」自体はこのあと映画化がありますので、「24」が終わるというよりもはドラマを作ってきたクルーとの別れが寂しかったです。

ーーシーズン7と8の間に映画化の噂がありましたが、今回のあとに映画化ということでよろしいですか。

テレビシリーズを制作中は、まったく映画化を考えていなかったので、そのウワサは間違いでしょう。ただ、今は、映画を作る方向で動いています。映画だと24時間のリアルタイムではなく、2時間くらいなので、脚本家はほっとするでしょうね。今までは、アメリカから日本に移動するだけで14時間かかってしまうので、そういったシーンは不可能でしたが、そういうことも可能になりますので、ドラマとは違う面白さがあります。でも、変わらずに、楽しめることは期待通りジャックがひどい状況に追い込まれ、そこからどうなるのかということです。

ーージャックとは、どんな男でしたか。

ジャックというキャラクターはどんな文化でもどんな言葉の国でも共感できるキャラクターだと思っています。仕事と家庭の板ばさみになっていたり、やりたいことがあってもできなかったり。たとえば、大統領を救いたい、でも、娘も救いたい、その結果、妻を失ってしまいます。そういった状況は、レベルは違っても、どんな国の人にでもあると思います。そのグレーな部分で頑張っている姿が、共感できるのだと思います。自分もそういったところに惹かれていますし、それがジャックだと思います。

というわけで、『24』はついに映画化することが判明!! それまでに、ドラマをしっかり復習しておかなきゃですね!!
それにしても、ジャック・バウアーが15日の夜、六本木でひげ剃り探してウロウロしていたとは!!! 助けてあげた人、うらやましいです!!

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今回は、『24』にちなんで、24人という厳選されたファンのみなさんも会場にいらしていたそうで、その後キーファーからサインをもらっていたそうですー。

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