『シンプル・アクシデント/偶然』都内13回満席の大ヒットスタート!!

第98回アカデミー賞脚本賞及び国際長編映画賞にノミネート!第78回カンヌ国際映画祭にてパルムドール(最高賞)も受賞し、本作で世界三大映画祭すべての最高賞を制覇、史上4人目の快挙となったイランの巨匠ジャファル・パナヒ監督の最新作『シンプル・アクシデント/偶然』。


5月8日(金)、ついに日本公開を迎えた映画『シンプル・アクシデント/偶然』が、公開初週から熱狂的な反響を巻き起こしている。土日には満席回が相次ぎ、都内では新宿ピカデリーで全10回中4回、ヒューマントラストシネマ有楽町で全8回中5回、アップリンク吉祥寺で全6回中4回が満席を記録。公開3日間で都内だけでも13回の満席回が生まれるなど、大きな注目を集めている。観客層は40代〜シニア世代を中心に、男女比は6:4。友人同士で鑑賞後に感想を語り合う姿も多く見られた。

SNSにも「痺れ唸ったラスト」「今年ベスト級」「面白い、超面白い」など絶賛の声が溢れ、刻一刻と変化するイラン情勢の中での公開となった本作について「イラン社会の不条理を嗤う秀作」「イランの今の深刻な現状を不条理喜劇として描いたパナヒ監督のセンス、不退転の意志に脱帽…」など、不条理な世界の中でも、不屈の精神で映画制作に挑み続けるパナヒ監督への手腕に賛辞の声も続々と届いている。

なお、2025年12月にはアメリカでのプロモーション活動中だったパナヒ監督に対し、イランのイスラム革命裁判所が「反体制プロパガンダ活動」を理由に欠席裁判で懲役1年を宣告。さらに2年間の渡航禁止、政治・社会団体への参加禁止といった厳しい措置が科されるなど、依然として厳しい状況が続いていた。そんな中、アメリカ・イスラエルとの緊張状態が勃発、まだ収束が見えない中でイランへの帰国の途を選んだパナヒ監督。現在監督の所在は不明だが、無事が祈られる。

パナヒ監督はこれまでも、ヴェネチア国際映画祭 で『チャドルと生きる』(2000)が金獅子賞、ベルリン国際映画祭 で『人生タクシー』(2015)が金熊賞を受賞しており、本作のパルムドール受賞によって、世界三大映画祭すべての最高賞を制覇するという歴史的快挙を達成、マーティン・スコセッシが絶賛、フレデリック・ワイズマンやペドロ・アルモドバルの他パヤル・カパーリヤー(『私たちが光と想うすべて』)、セリーヌ・ソン(『パスト・ライブス 再会』)らが本作を2025年のベストフィルムの1本に選ぶなど、世界の錚々たる映画監督たちからの熱いラブコールも届いている。

反骨精神あふれる作風ゆえに、長らくイラン代表として国際映画賞へ送り出される機会にも恵まれず、アカデミー賞とは無縁の存在でもあったパナヒ監督だが、本作はそうした制限がようやく解かれ、フランスとの共同製作として完成したことで、第98回米アカデミー賞 国際長編映画賞部門においてフランス代表に選出、見事、第98回アカデミー賞国際長編映画賞に加え脚本賞の2部門のノミネートという快挙を成し遂げ、ますますその勢い増すばかりだ。

『シンプル・アクシデント/偶然』
公開中
©LesFilmsPelleas

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