- 2025-12-25
- ENTERTAINMENT
70年代末から80年代の社会主義体制時代のポーランドで製作された、ポーランド映画最大の秘密とも言える衝撃の暗黒SF4作品が、ポーランド暗黒SF≪文明の終焉4部作≫と題して2月21日(土)よりシアター・イメージフォーラムにて日本劇場初公開、以降ほか全国順次公開されることが決定した。

上映されるのは、『ゴーレム』(79)、 『宇宙戦争 次の世紀』(81)、 『オビ・オバ 文明の終わり』(85)、 『ガガ 英雄たちに栄光あれ』(86)。戒厳令が敷かれた状況下、厳しい検閲を潜り抜けて生み出された驚異的な作品群である。監督は常にポーランド当局と衝突、目をつけられてきたディストピアSFの先駆者ピョトル・シュルキン。
強烈な風刺と超現実主義の極致ともいえる作風で腐敗した権力と官僚制のもとで生きる人間の悲惨な姿を映し、《全体主義からの脱出》というテーマを描く。当時、本国では上映禁止、以降もポーランド国外に知られることなく、監督は2018年に死亡。ほぼ全西側諸国の人々がその存在を知ることのなかったディストピア映画の最高峰、おそるべき共産圏映画が日本初上陸を果たす。
ティザービジュアルには、生命の象徴である地球、そして死と破滅のメタファーとも言うべき骸骨が組み合わされた強烈な異物を中央に配している。右に添えられた「そして、全員さようなら」というキャッチコピーが表すように、地球からは人類文明の最先端であるロケットが飛び立たんとしている。かつてピョトル・シュルキン監督が見据えた、彼の国、そして我々人類が迎える終焉の形とは。
併せて解禁となったのは、『ゴーレム』 『宇宙戦争 次の世紀』 『オビ・オバ 文明の終わり』 『ガガ 英雄たちに栄光あれ』の場面写真各1点。彼らはどこから来て、どこへ行くのか。決断、疑念、遭遇、決別──そして終焉。これは、傾きかけ混沌とした現代に向け、過去から届いた世界の先行終了予告でもあり、人類への悲哀と愛情に溢れたメッセージでもあるだろう。
2月21日(土)より、シアター・イメージフォーラムほか全国順次公開
