- 2025-9-1
- ENTERTAINMENT
- ジャッキー・チェン, ベスト・キッド:レジェンズ
8月29日(金)より大ヒット上映中の『ベスト・キッド:レジェンズ』。前作から15年を経て、“新たなベスト・キッドを導く師”ミスター・ハン役を熱演しているジャッキー・チェンの来日が実現!

1970年代から現在に至るまで、命懸けのスタント、絶妙なユーモア、そして圧倒的なカリスマ性で世界中の映画ファンを魅了してきたジャッキー・チェン。本作の日本公開初日となる8月29日(金)と翌30日(土)の2日間で、ハリウッド映画俳優としては日本最多となる計11回の舞台挨拶を完走する偉業を成し遂げた。
熱狂の拍手と歓声に包まれる中、満面の笑顔で登場したジャッキー。会場のボルテージが一気に最高潮へ達すると、「全員古き友人です!忙しく世界中を回ってきたけど、昨日ようやく日本に来られました。今日ここにいるのが一番嬉しいです!」と挨拶。「(舞台挨拶)11回は大変だったけど、皆さんと話せるのが嬉しい。もう1回やっても大丈夫!」と元気な姿を見せ、観客を沸かせた。
2010年公開のリメイク版『ベスト・キッド』について、「当時、オリジナル版の『ベスト・キッド』を映画館に観に行きました。なんで自分にオファーが来なかったんだと思った。そしてある時、ウィル・スミスさんから電話があって、リメイクでマスター役を頼まれた。大ヒットを受けて続編の話も出たが、脚本のやり取りに10年かかってしまった」と振り返る。その後、子役ベン・ウォンと出会い、4か月間ノンストップでトレーニングを行ったことを明かし、「彼に“努力は必ず将来の自分を助ける”と伝えた。私は今年でこの映画の世界に入って64年。全世界のファンの皆さんのおかげでここまで来られた。本当にありがとうございます!」と深い感謝を述べた。
公式SNSからの質問コーナーでは、自身の“レジェンド的存在”について「チャップリン、黒澤明監督、スタローンやデ・ニーロなどたくさんいます」と回答。「アクションが受け入れられず諦めかけた時、『ロッキー』に励まされたこともある」と映画からの影響を語った。また自身の映画作りについて「残虐描写や下品な表現は入れない。世界中の子供たちが観られる作品にしたい。僕の作品には愛、平和、団結、環境保護を込めている」と信念を明かした。さらに、今までの舞台挨拶で歌を歌ったことにも触れ、ジャッキー自ら歌う日本語の曲「TOKYO SATURDAY NIGHT」を披露し、「結構歌上手でしょ?」との問いかけに会場からは大きな拍手が巻き起こった。
そして、舞台挨拶11回の記録を達成したジャッキーは、さらにもう1つの記録に挑戦することに。昭和55年『バトルクリーク・ブロー』での来日時に日比谷で手形イベントを実施し、平成に来日した際にも手形を残したことで、昭和・平成の2つの時代をまたいで刻印を残したスターであるジャッキー。そして今回、令和の時代にも新たな手形を刻むべく、特別に“カンフーの型”で挑戦することになった。その受け手として壇上にサプライズ登場したのが、会場を一気に沸かせたお笑い芸人・ジャッキーちゃん。「初めまして!」とお決まりのやり取りを交わした後、ジャッキーちゃんが支える粘土板に向けて、ジャッキーが大きく構え、力強くカンフーの型を決めた。昭和・平成・令和と3時代にわたって手形を残した唯一無二の存在になり、ジャッキーは「また20年後にここへ観に来ましょうか!」とさらなる伝説への挑戦へ意欲をみせた。

その後は抽選会で当たった観客に直筆サイン入りカードをファンに手渡しする企画も。直接触れ合った観客は「幸せです!」と感極まったコメントを残し、ジャッキーと熱い抱擁と握手を交わした。最後にジャッキーは「日本に来て映画館で皆さんに会えるのが一番嬉しい。長年のサポートに心から感謝します。映画を作る力は皆さんが与えてくれるもの。世界中のファンにありがとうを伝えたいです」と語り、「ぜひ映画館で映画を観てください!映画産業を応援してください!“(日本語で)僕、頑張ります!”」と力強く呼びかけた。笑顔で観客へ手を振りながら退場するジャッキーに、観客は最後まで拍手を送り続け、熱狂の中で舞台挨拶は幕を閉じた。


『ベスト・キッド:レジェンズ』
大ヒット上映中!
