映画音楽の巨匠ミシェル・ルグランのドキュメンタリー『ミシェル・ルグラン 世界を変えた映画音楽家』 9.19(金)公開

フランスの映画音楽の巨匠ミシェル・ルグランのドキュメンタリー『ミシェル・ルグラン 世界を変えた映画音楽家』 が9月19日(金)よりヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国順次公開されることが決定。


2019年1月26日に逝去した、フランスが生んだ偉大なジャズ・ミュージシャンであり、唯一無二の作曲家、ミシェル・ルグラン。75年に及ぶ音楽人生の中で、特にジャック・ドゥミ監督とのコンビで名作を生み出し、『シェルブールの雨傘』(64)、『ロシュフォールの恋人たち』(67)などで知られる。3度のアカデミー賞受賞に輝き、これまで手掛けた映画は200作以上。マイルス・デイヴィス、シャルル・アズナヴール、バーブラ・ストライサンドなど伝説的なアーティストと共演を重ね、今世紀最も評価された音楽家のひとり。『シェルブールの雨傘』は、全てのセリフを音楽で展開させるという画期的な手法で世界を驚嘆させ、後にデイミアン・チャゼルが『ラ・ラ・ランド』(16)のモデルにしたことでも有名。
彼のこれまでの軌跡を辿りながら、2018年12月にフィルハーモニー・ド・パリで行われた“人生最後の公演”に臨む姿に迫る音楽ドキュメンタリー『Once upon a time Michel Legrand(英題)』が邦題を『ミシェル・ルグラン 世界を変えた映画音楽家』 とし、9月19日(金)よりヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館ほかにて劇場公開されることが決定した。


本作は、ルグランの晩年の姿に密着すると共に、スティングをはじめ、ナナ・ムスクーリ、クロード・ルルーシュ、ノーマン・ジュイソンなど、45名以上の音楽家や映画監督、ルグランの家族たちのインタビューを交え、練習において自他共に一切の妥協を許さない厳格な姿勢、数々の栄光の裏に隠された挫折と苦悩など、これまで知ることのなかったルグランの素顔を余すことなく描く。

さらに、ジャック・ドゥミの『シェルブールの雨傘』、『ロシュフォールの恋人たち』、ジャン=リュック・ゴダールの『女と男のいる舗道』(62)、アニエス・ヴァルダの『5時から7時までのクレオ』(62)、ノーマン・ジュイソンの『華麗なる賭け』(68)、クロード・ルルーシュの『レ・ミゼラブル』(95)、バーブラ・ストライサンドの『愛のイエントル』(83)など、ルグランが携わった30作以上の名場面が登場。16mmカメラで撮影された若き日のルグランの秘蔵映像・音声録音など個人的アーカイブも盛りだくさん。

日本映画『ベルサイユのばら』(79)、『火の鳥』(78)の音楽(『火の鳥』はメインテーマのみ)も手掛け、死の直前まで日本でのブルーノート公演に情熱を燃やすなど、長年にわたる親日家としても知られている。ルグランの生き様は、私たちに心揺さぶる感動と生きる指針を与えてくれる。

日本版ポスターは、『シェルブールの雨傘』をモチーフとし、作品をイメージしたピンクと青の配色。中央には、若き日のルグランが収められた傘シルエット。その下には、ピアノの前に座る晩年のルグラン。彼がこれまでに携わってきた映画音楽の作品タイトルを雨に見立てられており、華やかでレトロ・ポップな仕上がりとなった。


併せて2点の場面写真も解禁。若き日と晩年、それぞれのルグランが同じポージングで指揮をする姿が切り取られている。

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『ミシェル・ルグラン 世界を変えた映画音楽家』
9月19日(金)よりヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国順次公開


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