- 2025-8-8
- ENTERTAINMENT
映画史を変えた過剰な超絶アクションと、スタイリッシュで奇妙な独自の世界観はそのままに、シリーズ最新作となる『バレリーナ:The World of John Wick』が、8月22日(金)より全国公開!この度、来日を果たしたアナ・デ・アルマス、レン・ワイズマン監督、はじめ福島リラ、柔道家・角田夏美が登壇し日本最速上映となるジャパンプレミアイベントが実施された!

『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』で一躍トップスターとなり、マリリン・モンローを演じた『ブロンド』でアカデミー賞®主演女優賞にノミネートされたアナ・デ・アルマスの来日は、2017年の『ブレードランナー 2049』のプロモーション以来7年ぶり。レン・ワイズマン監督は『アンダーワールド』以来、実に18年ぶりの来日となる。
当日はまず、来日を待ちわびたファンたちと交流するレッドカーペットイベントを実施。アナとレンに加え、本作に出演した福島リラもレッドカーペットに登場しファンと熱い交流を。
レッドカーペットイベントの後はTOHOシネマズ六本木ヒルズに場所を移し、舞台挨拶を実施することに。大歓声の中ステージに登壇したアナは「この場にいられることをうれしく思います」とあいさつすると、「皆さんが『ジョン・ウィック』シリーズの大ファンであることは知っていますが、この作品は絶対がっかりさせません!」と力強く宣言。一方のワイズマン監督も「この映画に全てを注ぎ込みました。緊張したり、笑ったり、素晴らしい体験をしてほしいです」と作品への自信を見せた。
もともと「ジョン・ウィック」シリーズの大ファンだったと語るアナ。そんなファンの多い人気シリーズに出演するということで、「もちろんものすごくワクワクすると同時に、少し緊張感もありました」というアナ。「でもわたしが演じたキャラクターにすぐに惚れ込んでしまって。自分にとっては本当に特別な体験になりました。本作のストーリーテリングも、この作品づくりも本当に楽しかったですし、すごく誇りに思っています」。
ワイズマン監督も「僕にとっても本当にスリリングで、ワクワクすることでした。と同時に、皆さまからの期待がすごく大きいので、大きな挑戦でもありました」とコメント。監督自身、本シリーズのことを「何十年に一度のレベルの高いアクションだと思います」と感じているといい、「僕もアナも二人ともチャレンジが大好きなんです。ある意味でちょっと病んでいるかもしれないというくらい。チャレンジがあるからこそ、自分たちの創造性の燃料になる。つくるのは大変だったんですが、楽しんで、笑いながらつくったというところもあります。皆さんもぜひ楽しんで観てくださ」。
本作には、キアヌ・リーブス演じるジョン・ウィックも登場する。そんなキアヌとの共演に「セットにババヤガ(ジョン・ウィックの愛称)がいるなんて、本当に最高」と語るアナは、「彼は共演者としてすばらしいパートナー。本当に心が広くて、自分の考えを押しつけることはない。自分自身がやりたいことをしっかりと見極める時間、余地をしっかりとつくってくれる。彼にとってもふたたびジョン・ウィックのスーツを着るのは特別なことだったんじゃないかなと思うんです。キアヌとの仕事、リハーサルから現場の撮影まで、1秒1秒を本当に楽しみました」と振り返る。そしてワイズマン監督も「彼は非常に献身的で、ものすごく過酷なトレーニングをするというアプローチ方法をしていて。集中力がものすごい。でも同時に、映画作りが本当に大好きな16歳の子供のようでもあるんです。ものすごく寛大で、自分のベストのものを人に与えたいといつも思うような寛大なところがある。でも自分にすごく厳しいところもあるんです。彼は本当に特別な人で、いいこといっぱいあるんですが、とにかく素晴らしい人でした」とキアヌの素顔を明かす。
今回、およそ7年ぶりの来日となったアナは「日本は毎回、楽しいことができる場所で。しばらく来れなかったので、日本のことを恋しく思っていました。オフの時は街を歩き回ったり、神社やお寺に行ったり、ジブリ美術館も行くことができました。あとはおいしい食事ですよね。どのレストランも本当に最高で、いろんな形で楽しんでいます」と充実した表情を見せた。

イベント中盤には、サプライズゲストとしてパリオリンピック柔道女子48kg級金メダリストの角田夏実選手が、キラキラと輝くドレス姿で登場。シリーズの大ファンだという角田選手は、「大好きでずっと見ていたシリーズです。戦いを見ていると、わたし自身も強くなれた気がして、すごくすてきな映画だなと思っていつも見させていただいてました」とコメントすると、実際に会ったアナについて「アナさんの演技を見ていた時はかっこいいと思ってたんですけど、実際お会いすると、とてもきれいで。こんなにきれいな方があんなにかっこいい演技をされるんだというのを感じて、ちょっと横にいてドキドキしてます」と絶賛。

そんな角田に「アクション映画に出てみるのはどう?」というひと幕も。それには「わたしは関節技が得意なので、(技を)決めているシーンを見た時に、『行け!』と思ったりするので、ちょっと興味あります」と語った角田。それにはワイズマン監督も「素晴らしいアイデアだと思います」と笑顔。そしてアナも「角田さんをキャスティングするなら、友だちでお願いしたいです。彼女は敵に回したくないですから。わたしたちは彼女をリスペクトしていますからね」と笑いながら付け加えた。

そして2人の来日を記念して、本作の続編が決まって、これからもアナさんがトレーニングできますように、という願いを込めて、ふたりの名前が入った柔道着をプレゼントすることに。柔道着を着用したふたりも大喜び。「これはいいですね! 実際にその現場で着ていたものよりもきれいだし、こっちの方がベター。これは実際に試合で着ているのと同じ柔道着なんですか?」と尋ねたアナに、「そうです」と返した角田。その言葉に「最高ですね! とても気に入りました」と満足げなアナ。そんなふたりの柔道着姿に「アナさんは道着がすごくおしゃれに見えるというか。すごくうらやましい。ふたりともとても似合っていてすてきです」と称賛する角田だった。 そしてここで本作の大ヒットを祈願して鏡開きを行うことに。鏡開きとは、武士が出陣の際に味方の気持ちを鼓舞しようと振る舞い酒として酒だるを割ったことから来ているという説もあるということで、激しい戦いを描く本作にはピッタリ。「せーの、よいしょ!」のかけ声とともに、いっせいに木槌(きづち)を振り下ろす3人だった。そんな大盛り上がりのイベントもいよいよ終盤。最後にアナが「ポップコーンは食べてますか? 時は今やってきましたよ! ぜひ楽しんでください」と会場に呼びかけると、会場からは大きな歓声が響き渡った。

『バレリーナ:The World of John Wick』
2025年8月全国公開
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