- 2025-5-3
- ENTERTAINMENT
- サブスタンス
︕今最もHOT な超話題作『サブスタンス』(5.16公開)。この度、アカデミー賞作品賞・監督賞を含む4 部⾨を受賞した『シェイプ・オブ・ウォーター』(17)など、傑作ジャンル映画を⽣み出し続ける、メキシコの⻤才監督、ギレルモ・デル・トロ監督とコラリー・ファルジャ監督による対談を捉えた特映像を解禁致します。

50 歳の誕⽣⽇を迎えた元⼈気⼥優のエリザベス(デミ・ムーア)は、容姿の衰えから仕事が減少し、ある再⽣医療“サブスタンス”に⼿を出す。だが薬を注射するやいなや、エリザベスの上位互換“スー(マーガレット・クアリー)が、エリザベスの中から現れる︕ 若さと美貌に加え、エリザベスの経験を武器に、たちまちスターダムを駆け上がっていくスー。だが、⼀つの⼼をシェアするふたりには【⼀週間ごとに⼊れ替わらなければならない】という絶対的なルールがあった。しかし、スーが次第にルールを破りはじめてしまい―。
映像は、アカデミー賞作品賞・監督賞を含む4部⾨を受賞した『シェイプ・オブ・ウォーター』(17)など、傑作ジャンル映画を⽣み出し続ける、メキシコの⻤才監督、ギレルモ・デル・トロ監督とコラリー・ファルジャ監督による対談を捉えたもの。
ファルジャ監督のこれまでの作品は“爆発“ではなく“排出“、つまりは「個⼈的な想いを吐き出した作品ではないか︖」というデル・トロ監督からの問いに対しファルジャ監督が「確かに2作品とも個⼈的な映画」と認めつつも、映画制作という⾃由な場所で「現実では⾔えないことを爆発」させたかったと告⽩する姿や、『サブスタンス』劇中で何度も出てくるモチーフ“鏡““脱⽪“について<おとぎ話>と<SF>というキーワードを通したそれぞれの考察、ほか映画業界での男性監督と⼥性監督の扱われ⽅の違いなどにも率直に⾔及。
デル・トロ監督が「最近はメキシコやヨーロッパで⼥性がジャンル映画として興味深い作品をつくる」「“⼥性ならではの繊細な視点“などクソ⾷らえだ・笑」と、この動きを全⾯的に⽀持していることを表明、「そういう⼥性監督たちに君も親近感を持っている︖」とファルジャ監督に質問すると「私の思いと全く同じです」と同意。⾒た⽬やジェンダーで<⾃⾝の意⾒>の捉えられ⽅が変わってしまう現在の偏った社会システムの問題点を提起しつつ、⾃⾝がホラーやジャンル映画に挑戦し続ける理由を、制作の現場では「⼥性監督はまだマイノリティ」、「権威に対しては、ジェンダーの差はまだほとんど変わっていません」と指摘。その中で戦い続けるにあたり「この世界(ホラー、ジャンル作品)なら⽣の感情をぶつけられるから」と吐露。なので「“これが実際の暴⼒よ““私たちは耐えることを強いられているの“」というメッセージを作品を通して訴えていることも告⽩した。
そんなファルジャ監督の思いを受けたデル・トロ監督は「映画『キャリー』の主⼈公の怒りを思い出した」「⼿加減しなかったところが素晴らしい」と絶賛。その後も、デル・トロ監督が「本当に美しいし、真実に満ちていると思う」と挙げる『サブスタンス』のラストシーンについて、それぞれの視点からの解釈を提⽰、デル・トロ監督は、⾊彩の美しさも特徴的なキューブリック監督を例に挙げながら「映画的なデザインを実現した重要な作品の⼀つだ」と称賛したほか、ファルジャ監督がセリフではなく視覚デザインや感覚を重視する理由や、「観客を違う世界に連れて⾏きたい」という想いを実現するためにこだわっていることなど、余すことなく創作の源泉について語っている。
『サブスタンス』
5月16日(金)全国ロードショー
(c)2024 UNIVERSAL STUDIOS
