今年、新作『アートポップ』のプロモーションのため、11月26日から12月3日まで日本に滞在したレディー・ガガ(27)。12月1日に行われた記者会見のQ&Aを全文掲載! アルバム『アートポップ』を通じてファンに伝えたかったこととは? お披露目されたガガドールについて、ガガが語ったことをおさらいしておきましょう!

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▲11月26日に成田空港に到着したレディー・ガガ。
Q:まずはご挨拶をお願いします。
ガガ:
みなさん、こんにちは。今日はご来場ありがとうございます。日本に戻ってこられて、とてもうれしく思っています。私のことをずっと信じて、応援し続けてくれたファンにもありがとうといいたいです。みんなが今回『アートポップ』を愛してくれたこそ、日本に戻って来れました。ありがとう。

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▲記者会見でのガガ。

Q:新作『アートポップ』が全世界93の国と地域で1位を獲得した感想をお願いします。
ガガ:
とても感動してうれしく思っています。新しいアルバムを出すときはいつも、期待と不安が入り交じった思いになりますが、新しい作品を出し多くの国で1位を獲得したことをとてもうれしく思っています。

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▲来日中、六本木に姿をあらわしたガガ。

Q:新作で最も表現したかったことは?
ガガ:
今回『アートポップ』を製作中、私のこれまでの人生で起きたことすべて、ファンと共に経験したことすべてを込めて、そこからインスピレーションを感じて、音楽を製作しました。特に「ボーン・ディス・ウェイ」で自分らしさの大切さを訴えて、ファンたちと分かちあってきたところから、次は作品を聴いたファンがよりクリエイティブになるような音楽をつくりたいと思いました。このアルバムを聴いて、すべてのファンの人たちが自分の夢を追いかける、そんな創造力を持つことを励ます、そういう作品をつくりたいと思いました。なので、作品はとてもエネルギーがつまっていて、爆発力のある曲がつまっています。これを聞くことで、ファンのみんなが、自分の生活、人生のなかに自分自身の表現、アートを見つけて、自分の未来を探って欲しいと思います。

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▲ドイツで男装中。

Q:日本のファンに聞いて欲しいポイントは?
ガガ:
このアルバムを聴きながら、自分を感じ取って欲しい。自分の中の強さ、勇気だけでなく、才能、情熱を感じて花開かせて欲しい。ファンと共にいたからこそ、私自身もそうやって才能を開花させました。そしてファンから大きな喜びをもらいました。なので皆さんにも同じような道を歩んで欲しい。私は悲しい時、辛いときにあえてハッピーな音楽を作ります。ファンの皆さんにもツライ時こそ、自分の中の創造力を感じ、素晴らしいものを生むきっかけにしてほしい。だからこそアルバムにはエネルギーが爆発するような曲が詰まっています。これを聞きながら自分の直感を感じて欲しい。自分が今、何を感じているか、何を表現したいかを感じ、自分の感情だけでなく、ただ楽しいだけでなくて、楽しさの中に喜び、愛、まわりの人たちへの感謝などを感じてください。アートポップはひとりでできるものではありません。今の私は、ファンあってこその自分だと思っています。それをアルバムの中に表現したので、それを感じて欲しいと思います。

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▲アメリカン・ミュージック・アワードに登場。

Q:アルバムジャケットではジェフ・クーンズの彫刻を使っていますが、その経緯は?
ガガ:
私は元々ジェフ・クーンズの作品の大ファンなんです。彼が今回、私の彫刻を作ってプレゼントしてくれました。それにより、彼は私のファンたちに彼自身の現在、過去、未来を感じさせてくれました。私が他のアーティストと共作するのは、ただ私が芸術的な表現をファンに見せたいからではありません。そういったアーティストがたどってきた道のりを通して、彼らがどういうところを原点にしてどういう道のりでそこにたどり着いたかを感じて、自分自身にもそういう可能性があることを感じて欲しいのです。すべてのファンが私のような音楽を志すわけではないでしょう。たとえば、彫刻を志したり、メイクアップだったりヘアだったり、釣りを志す人がいてもいいかもしれません。つまり、夢を叶えた人たちを作品を通して見せたいのです。私の彫刻を通してそういうことを感じてください。そしてアーティストたちが生きている間に才能を認めて伝説にしてください。アーティストが亡くなってからではなく生きている間に伝説にしてください。アートポップではファンひとりひとりが自分自身のなかに自分の彫刻をつくり、絵を描いて欲しい。そして自分を伝説にしてほしいです。

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▲イギリスで巨大ヘアアクセを装着。

Q:新シングル「ドゥ・ホワット・ユー・ウォント」では、R.ケリーとコラボしていますが、その経緯を教えてください。
ガガ:
この曲はシカゴ出身のDJホワイトシャドゥと共に書いた曲になります。そして曲ができたとき、その歌詞を見て、多くの意味を含んでいることに気づきました。そのひとつがこれまで私がずっと主張してきた「自分らしく生きること」でした。私自身、R.ケリーもこれまで事実ではないことを書かれてきた経験があります。そんな経験をふたりともしてきたなかで、歌の中では私たちの表面的な肉体についてはどんなことを書かれようとかまわない、けれども私たちの精神、心をダメにすることができないということを込めて歌を表現しようと思いました。音楽的にも新しい音楽性を取り入れ、ソングライターとして新たな面をみんなに見せることができたと思います。

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▲ブラ見せファッション。

Q:「アートポップ」には日本人の作品がアートワークに使われていますが、他に気になるアート、アーティストはいますか?
ガガ:
今とてもカラフルなもの、サイケデリックなものに惹かれていて、まさにアートワークで日本の北岡教授の作品を取り入れたのもそうでした。パッと初めて見たときに訴えてくるものがあったのです。脳に対して攻撃を仕掛けてくるような、たたみかけるような、訴えるものを強く感じました。このアルバムを象徴していると思いましたし、私の性格も象徴していると思いました。私の音楽が好きでなくても、私が表現するすべてをひとつの経験として感じていただければと思います。ファンもそうだと思いますが、音楽と共にすべてが密集していて、即座に感じ取られるもの。まさに脳へ襲いかかってくるような攻撃。そういったものを感じて教授の作品を取り入れることにしました。今回、来日して数日たちますが、移動中など窓から見るすべてを吸収して刺激を受けています。アートポップは日常すべてにアートを感じるもの、コマーシャルリズムを促進させるものだと思います。私自身、コマーシャルリズムのひとつの媒介であるのですが、その中にアートを吸収して、表現していく、これが私なりのアートポップだと感じています。
もうひとつ言わせてください。私が作品を作るうえで音楽、ビジュアルを選ぶ基準は、自分のなかで、世の中に今、少し革命感じています。自分が果たして好きなのか、嫌いなのかを考えるのではなくまず直感で感じて欲しい。まずその作品に自分を乗っ取られて、どっぷりつかって欲しい。音楽、ビジュアルすべて。純粋に経験して、共存して欲しい。まずどっぷりひたってから、好きかどうか判断すればいいと思う。今、私の母国アメリカでは社会的に批評家がいいか悪いかを言うのを、みんな固唾をのんで待っているという状況が横行していますが、そうではなく、いいか悪いかを頭で判断する前に、まず自分でそれに浸って経験し、酔いしれてみてください。アートに、クリエイティブなモノに対して。そしてしっかりのめり込んだ後、体験し感じ取ることこそが私にとってのアートポップだと思います。

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▲ツリーになったガガ。

Q:ガガドールについて
ガガ:
とてもうれしかったし、なんて美しいドールなんだろうと思いました。すごく興味をもちまして、実際に作った方にお会いしたとき、なんどもありがとう、ありがとうご言いました。でも、なかなか私がどれだけ感謝しているのか信じてもらえなかったようですが(笑)。本当にこのドールの細かいところにこだわりを感じましたし、アーティストとしてすばらしいヴィジョンを持っている真のアーティストだと強く感じました。そして私にすごく似ていると思いました。今回、アルバムジャケットの彫刻を作ってくれたジェフ・クーンズも言っていましたが、作品をひとつ作った時、その作品がすべてに勝る存在になるんです。その部屋のなかで作品がもっとも重要な存在になるんです。このドールを初めてみたとき、スタッフ何人かと行ったのですが、最初はみんな興奮して、私がうれしがる様子を撮っていたのですが、気づけばみんなこのドールの写真ばかり撮っていました。このアート作品こそが部屋のなかで最も重要な存在になっていたんです。それこそがアートポップだと思います。

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▲ガガドール。

Q:来日して数日経ちますが、日本にきた感想を教えてください。
ガガ:
素晴らしい滞在になっています。1度、しゃぶしゃぶを食べに行きました。これはもう日本に来たときの恒例行事ですね。あとの残りの時間はほとんど、テレビなどのパフォーマンスのリハーサルに費やしていました。やはり日本には年に1回ぐらいしか来れないので、ベストなパフォーマンスを見せたいので、練習に時間を割いていました。

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▲「しゃぶ禅」から出てきたガガ。

Q:ツアーの予定は?
ガガ:
来年から新しいツアーを開始させます。そして絶対日本にも来たいと思っています。今から待ちきれません。

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▲ハローキティを抱いたガガ。

Q:大震災から復興を遂げようとしている東北を支援するためチャリティ・オークションについての思いは? 
ガガ:
今回、オークションに関わってくださったみなさん、キャンペーンを行ってくれた方々にお礼を申しあげたいです。日本のことが大好きなので、応援し続けたいと思います。

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▲ポッキーを食べながら成田空港から出発。

Q:最後にファンへのメッセージをお願いします。
ガガ:
皆さんにいっぱいの愛をおくります。ご多幸、健康を祈っています。日本にいないときもみんなのことを考えています。次に日本に来るときまで日数を数えて待ち遠しく待っていたいと思います。「アイシテマス。アリガトウ」